子どもがなかなかやる気を出さなくて困ってます。
いつも声をかけるのだけど、この間なんて反抗されてしまったの・・・
じゃあどうする?
子供だって大人と同じように、やる気のでる声かけと逆にやる気を無くしてしまう声かけがあるものです。
この記事では、子供にやる気を出させる魔法の言葉を10の場面ごとに合計20ほどご紹介します。
また、逆にやる気を無くしてしまう声かけについてもお話します。
この記事でわかること
✅子供にやる気を出させる魔法の言葉
✅子供のやる気を奪ってしまう声かけ
子供にやる気を出させる魔法の言葉
今回は10の内容について、そろぞれ2つずつ「子供にやる気を出させる魔法の言葉」をご紹介します。
愛情を示す
・大好きだよ
・愛してるよ
親の愛情をしっかりと言葉で伝えることは、子どもの気持ちを安定させ、自己肯定感を高めることになります。
そして、自己肯定感をしっかりと育むことはやる気を出させるだけでなく、将来に渡って子どもの自信を支えていくことになるのでとても大切なことなのです。
励ます
・(失敗したときに)ドンマイ!
・(失敗したときに)次はきっと大丈夫!
失敗したときに「ドンマイ!」「次はきっと大丈夫」などと背中を押してあげることは、「失敗してもいいんだ」「失敗してもパパやママは見守ってくれるんだ」という気持ちを育みます。
そして、その気持ちこそが自己肯定感を育てる力になります。
子どもの失敗は、ある意味親子にとっての成長のチャンスだと思って大切にしましょう。
期待や信頼を示す
・○○してくれたらパパは嬉しいな
・うまくいくよ、信じてるよ
パパやママから期待され、信頼されることは子どもにとっては大きな推進力になります。
ただ、「信じてる」という言葉を使いすぎると、脅迫的になってしまい、子どもの行動や発想を制限してしまうこともあるので、ほどほどに。
評価して褒めてあげる
・いつも○○を頑張ってるね!
・ずっと続けてえらいね!
子どもは大人が思っている以上に頑張っているものです。
大人からみたら大したことではなくても、しっかりと認めて評価してあげると、大きな励みになり、次へのエネルギーになるものです。
驚きを示す
・すごい!
・やったね!
「すごい!」といったとき、子どもの表情が一瞬輝くことがありませんか?
大人からの驚きの声は、想像以上に子どもには嬉しいものです。
ちょっとしたことでも、こうした「すごい!」「やったね!」という驚きの表現を付け加えてあげると、子どもの喜びも一段とアップします。
興味を示す
・へえ〜そうなんだ、もっと聞かせて
・なるほど!もっと知りたいな!
子どもは何かをしているときに、大人の目を意識していることがあります。
そんなタイミングを見計らって、「もっと聞かせて」「もっと知りたい」などと興味を持ってもらえたら、最高の気分になるものです。
子どものしていることに興味を示すような言葉は、子どものやる気をさらに引き出す魔法の言葉です。
感謝を示す
・ありがとう!
・助かったよ!
朝、子どもが新聞をとってきてくれたとき、食事の後でお皿を運んでくれたときなどに、目を見て「ありがとう」「助かったよ」などと声をかけることは、子どもの「自己有用感」を育てることに繋がります。
家族の一員として、自分も大切な存在なんだなと感じる大切な声かけです。
「誰かに必要とされている」そんな満足感は大人にとっても大切なことですよね。
緊張をほぐす
・(結果は気にしないで)楽しもう!
・緊張しているのは、心の準備ができたってことだよ
習い事の発表会の前、サッカーの試合前などなど、子どもにとって緊張する場面は結構ありますよね。
そんなときこそ、パパやママの声かけが大切。
緊張することは悪いことではなく、それだけ真剣に臨んでいることの証でもあり、大切な瞬間に向かって心や体が準備を整えている証拠です。
だからこそ「大丈夫だよ」という安心感を与えてあげましょう。
そして、たとえ失敗をしたとしても、親の愛情は全く変わらないという安心感も与えてあげるといいですね。
プライドを刺激する
・○○ができるなんてすごい!
・あなたの実力なら大丈夫!
子どもたちも大人と同じように、プライドをしっかりと持っています。
そのプライドをくすぐるような声かけは、きっと子どもたちのやる気を引き出してくれることでしょう。
特に男の子にはその傾向が強いなと学校現場で感じることがよくありました。
夢や目標をイメージさせる
・将来、〇〇になるために必要らしいね
・あなたの今のがんばりで、必ず目標に近づいてるね
子どもが夢や目標をもっているときには、今の努力がその夢や目標にどんな繋がりがあるのかということを意識させてあげることも刺激になります。
先ずは大きな夢とそこに向かうための明確な目標を持てるといいですね。
子供がやる気を無くす言葉かけ
逆に子供のやる気を奪ってしまうような声かけについて、大きく3つお話します。
友達と比べる声かけ
・○○さん、算数のテストで満点だったらしいね、すごいな〜
・〇〇君、運動会のときの徒競走、かっこよかったね。
・○○さん、いつも先生に褒められて偉いね。
わかってはいても、頑張らせようとしてつい友達と比較してしまうことはありますよね。
でも、子どもにとっては結構辛いものです。
比べるときは、その子の中での完結させてあげることがコツです。
例えば、「昨日の試合に比べて、シュートの狙いが甘かったね」などと。
褒めるときも「先週の試合より、相手の動きをよく見ていたね!」という感じで。
とにかく、比較をするのなら、他人とではなく、その子自信の中で見てあげることが大切です。
命令口調の声かけ
・宿題やりなさい!
・部屋を片付けなさい!
・お風呂に入りなさい!
忙しいときはついこんな声かけをすると思います。
でも、命令されてそのままやっているということは、その子は思考停止状態になっています。
小さいうちは「はーい」などと可愛らしく返事をしてやってくれるかもしれませんが、反抗期を迎える頃には大変なことになりかねません。
親が促す行動の先にあるメリットとそれをしなかったときのデメリットをしっかりと意識させることが大切ですね。
例えば、「お風呂に毎日入らないとどうなっちゃうのかな?」などと聞いてみると、子どもの年齢なりに答えを見つけることができるのではないでしょうか。
「体が汚くなって、病気になっちゃう」などと。
脅すような声かけ
・勉強しないと大人になって苦労するよ
・遊んでばかりだとろくな大人にならないよ
・ゲームばかりやってると頭悪くなるよ
恐怖心からの行動は、その子にとって良い習慣作りにはつながりません。
「勉強をすると大人になってやりたいことを選べるようになるよ」
「たくさん遊んだら、同じくらい勉強も頑張ろうね」
「ゲームは時間を決めてやると脳にもいい効果があるらしいね」
なとど、マイナス面だけを強調するのではなく、プラスの面も評価しながら子どもの行動をコントロールできるといいですね。
じゃあどうする? まとめ
「子供にやる気を出させる魔法の言葉」ということで、10の項目に分けて20の声かけの例をあげました。
もちろんこうした声かけが一回で効き目を現すとは思いません。
自分の子育ての中でも、何度も何度も繰り返したり、アレンジしたり、失敗したり。
そんなことを繰り返しているうちに、子育ては終了。
でも、せっかくならお互いに気持ちよく暮らしたいものです。
今回、あげた例を参考にして、それぞれの家庭に合った声かけを工夫していただけたら幸いです。
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