【集中力を高める!】アロマオイルの使い方

集中力アロマ001 相談室(子育ての悩み・発達障害)

集中して勉強したり仕事をしたりするために、あなたはどんな工夫をしていますか?

部屋にこもってじっと集中
音楽を聴きながら
図書館にいく
カフェで気分を変えて

などなど、様々だと思います。

その選択肢の一つに「香り」の効果を取り入れてみませんか?

香りの効果は古くからの歴史のあるもの。

手軽だけど奥が深く、効果も様々。

今回は「集中力アップ」に効果のあると言われる香りをご紹介します。

なお、今回の記事は基本的には大人向けにアロマオイルをご紹介しています。

アロマオイルとは

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アロマオイルの説明の前に、エッセンシャルオイルの説明をしておきますね。

エッセンシャルオイルは、植物の花や茎、葉、音、果皮、樹脂、樹皮、種子から抽出した液体のことです。混ぜ物は一切なく、100%天然のものとなります。

エッセンシャルオイルが100%天然のものでることに対し、アロマオイルは人工の原料を混ぜて作られています

よくある添加物としては、人工の香料やアルコールなどです。

この記事では、純粋なエッセンシャルオイルを含め、アロマオイルとして記述しています。

アロマオイルと集中力アップ

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「アロマオイルが集中力アップに効果がある」という研究結果についてご紹介します。

薬剤師で日本アロマ環境協会の常任理事でもある熊谷千津さんが、小学校6年生の児童38人を対象にして、実施した研究の結論を引用しますね。

ペパーミント油 およびオレンジ・スイート油の香りは,小学校高学年 児童の気分に好影響を与え,繰り返し計算課題による 集中力の低下を軽減し,ケアレスミスの軽減に有効で ある可能性が示唆された。

引用元:Japan Journal of Aromatherapy Vol. 16, No. 1, 2015

実際の研究の様子などについて詳しく知りたい方はぜひ論文をご覧になってみてください。
「小学生の計算力と気分に与える精油の影響」熊谷千津、永山香織 Japan Journal of Aromatherapy Vol. 16, No. 1, 2015

集中力を高めるアロマオイル

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先ほどご紹介した研究では、ペパーミントとオレンジスイートが集中力アップのために使われていました。

そのほかにも集中力を高めるとされている香りがいくつもあるのでご紹介します。

レモン

レモンは集中力を高めたり、気持ちをリフレッシュしたいときによく使われる香りです。イタリアやスペインなど外国産のレモンのオイルが主流ですが、最近では国産レモンから抽出した精油も商品化されています。

レモングラス

レモングラスはイネ科の植物で、その葉っぱからオイルが抽出されます。東南アジアが原産なのですが、沖縄や鹿児島などでも生産さてれいます。香りはレモンのようなフレッシュな印象をもっています。虫除け効果なども注目されています。

オレンジスイート

リフレッシュやリラックスの効果があるといわれていて、作用も穏やかなので、子どもにも安心ですね。

ユーカリ

一口にユーカリといっても、種類がいろいろあるので、そのうちから2つほどご紹介します。

ユーカリ・グロブルス

ユーカリの精油は何種類かあるのですが、その中でポピュラーなのがこの「ユーカリ・グロブルス」というものです。清涼感のあるシャープな香りが、頭をリフレッシュさせてくれます。仕事や勉強に集中したいときに適した香りです。

ユーカリ・ラディアータ

ユーカリの精油の中では、作用が穏やかなので、子どもや高齢者への使用も可能とされています。穏やかではあるものの、スッキリとした香りで集中力も高まります。また鎮静作用のあるリモネンが含まれているので、気持ちを落ち着かせる効果もあるところがいいですね。

ペパーミント

活気や元気を与え、集中力を高めてくれる香りです。主成分のメントールは、ガムや歯磨きなどに広く使われているので馴染みやすい香りですね。

ローズマリー

ローズマリーの香りは、脳の血流を増やしてくれるので、集中力をアップさせてくれるといわれています。地中海沿岸地方が原産の植物で、古くから生活のなかで美容や健康のために生かされてきました。今では、世界中で栽培されていて、ハーブとして料理にもよく活用されていますね。

アロマオイルの使い方

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ハンカチに染み込ませる

ハンカチに数滴含ませて持ち歩くと、仕事の最中や外出先のふとした時間にアロマの効果を楽しめていいです。アロマの種類によっては、希釈したアロマオイルをマスクに数滴たらして使うことも効果的。

アロマペンダント

ガラス製ものもや木製の専用のペンダントが売られています。液体のまま持ち歩いたり、染み込ませて使ったりと、外出先で楽しむことができるのがその特徴。

マグカップ

お湯をはったマグカップにアロマオイルを数滴たらすだけでも、香りを十分楽しむことができます。

ディフューザー

水に好みのアロマオイルを数滴加え、セットするだけなのでとっても手軽ですね。

アロマランプ(アロマライト)

アロマランプは、電球の熱でアロマオイルを温めてその香りを楽しむものです。火を使わずに灯りと香りを楽しめるのが特徴。乾電池式や充電式のものもあるので、外出先でも楽しめますね。

アロマポット(ローソクタイプ)

火を灯したローソクの熱でアロマオイルの香りを拡散させます。揺れる炎は見ているだけでも心が落ち着きますよね。でも、火の扱いには十分に注意が必要。あくまでも大人向けの楽しみ方だと思います。

アロマストーン

無印でも売っているのですが、専用の石にオイルを染み込ませて使います。マグカップのようにこぼしてしまう心配がないので、枕元に使ったりするのに向いているかもしれませんね。

アロマオイルを使うときの注意

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小さいお子さんへの使用

大人に比べて体が小さく、五感も発達中なので、大人以上にアロマオイルが強く作用してしまうことがあるようです。利用に際してはぜひ、専門家への相談をおすすめします。

直接肌につけない

柑橘類の果皮から精製したオイルの一部には、日光などの強い紫外線と反応することで、皮膚の炎症を起こすものがあります。また、紫外線との反応ではないのですが、皮膚から浸透することで炎症やかゆみなどを起こすものもあるので、注意が必要ですね。

アロマポットは火の扱いに注意

ローソクを使うアロマポットでは火の扱いに要注意です。特に小さなお子さんのいる家庭では、電気式ディフューザーやアロマランプ、または布などに染み込ませて使うような方法が安心ですね。

病気の治療中や妊娠中の方

病気の治療中の方や妊娠中の方は、お医者さんや専門家のアドバイスを受けてからがいいですね。

じゃあどうする? まとめ

アロマオイルの効果は、医学的に検証させているものから、長い歴史のなかで生活に溶け込んでいるものなどさまざま。

医学的に効果が認められていても自分には効果がなかったり、逆に医学的には認められていなくても、自分にはとても効果がある、というものもあることでしょう。

大切なのは、安全でかつ自分に合ったものを選ぶということだと思います。

<参考>
AEAJ公益社団法人 日本アロマ環境協会 ホームページ
『エッセンシャルオイル一覧』TIMELESS EDITION

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