【子育てママの悩みごと】兄弟姉妹の育て方【そもそも平等は無理】

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悩む子育てママ


2人姉妹を育ててるんだけど、姉妹の育て方がよくわからなくて・・・

じゃあどうする?

ひろ室長
ひろ室長

赤ちゃんが生まれるとき、上の子が赤ちゃん返りをするなど、兄弟姉妹の育て方で不安になることも多いかと思います。今回は、兄弟姉妹を育てるなかでつまづいてしまったときの処方箋を4つご紹介します。私の詳しいプロフィールはこちらから。

4つの処方箋
下の子には手をかけ、上の子には心をかける
平等に与えるものは愛情の量
迷ったら上の子を優先
兄弟喧嘩のジャッジは避ける

【子育てママの悩み事】そもそも兄弟姉妹に平等は無理

子育てママつまづき処方箋

兄弟姉妹を平等に扱うのは無理

下のお子さんが生まれたとき、これから先の子どもたちの育て方について考えると思います。

「この2人は平等に育てよう」こう考えるのは当然のこと。

その気持ちは大切。

でも、2人の子どもを育てるときに、「平等」は無理だと思っています。

「えっ、そんな夢のないことを」なんていわずに、ちょっと耳を傾けてください。

同じお母さんから生まれた子どもでも、2人は違う人間です。

年齢、性別、性格等々、まったく同じ子どもは存在しません。

同じように言葉をかけても、反応は違うもの。

だから、あまり「平等」ということ だけ にとらわれない方がいいのです。

じゃあどうする?

「平等にするのは愛情の量」そのことにはこだわっていいと思います。

言葉や、方法がちがっても、愛情の量を「平等」にすることに意識を向けましょう

さて、それでは本題に入ります。

兄弟姉妹の育て方 つまづいたときの4つの処方箋

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それでは、さっそく兄弟姉妹の育児につまづいたときの「4つの処方箋」をご紹介します。

4つの処方箋
① 下の子には手をかけ、上の子には心をかける
② 平等に与えるものは愛情の量
③ 迷ったら上の子を優先
④ 兄弟喧嘩のジャッジは避ける

① 下の子には手をかけ、上の子には心をかける

下の子どもが小さければ手がかかります。兄弟平等にと思っても、お兄ちゃんお姉ちゃんには同じように手をかけることはできませんよね。その分、心をかけてあげましょう。


こころをかけるとはいっても

じゃあどうする の?

「心をかける」とは、「こころを留める、注意する」ということです。

上の子には、手を出して助けるのではなく、言葉をかけて励まし、気にしているよというメッセージを送り続けるのです。

「自分のことを自分でできるようになったんだね、お母さん嬉しいな。」
「お風呂も1人で入れるんだ、さすがお兄ちゃん」
「部屋の片付けも上手になったね、びっくり!」
「心配なことがあったらいつでも言ってね」


下の子には手をかけ、上の子には心をかける。これが大切なポイントです。

② 平等に与えるものは愛情の量

愛情の量さえ等しく与えてあげれば大丈夫。


性格も年齢も性別も違う2人を全く同じように扱うことに強くこだわらず、少しリラックスして子育てに向き合いましょう。

兄弟姉妹でも2人は違いがあること、ときにはルールも違うことを上の子に話して説明してあげることも大切です。

赤ちゃんと小学生が同じルールではおかしいですよね。

ただ、話してあげるタイミングが大切。

叱っているときではなくて、普段の落ち着いているときがベストです。

平等にするのはルールではなくて、愛情の量です。

③迷ったら上の子を優先

2人への態度で迷うことがあったら、まずは上の子どもを優先してあげましょう。


「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と後回しではなく、先に対応してあげるとそのあとがスムーズです。

「お兄ちゃんなんだから、我慢しなさい!」
→ そっと抱きしめてから、「ちょっと待っててね」

お母さんの愛情を確認できたら、あとは安心。

だってお兄ちゃんなんだから。

迷ったときは上の子を優先!

④ 兄弟喧嘩のジャッジは避ける

どっちが「いい、悪い」と、兄弟喧嘩のジャッジをお母さんがするのは避けた方がいいです。

基本的には本人たちで解決させるのが一番。

お母さんは仲裁役。

そのときのコツは、お互いの悪かったところを自分からいわせること。

「あなたが悪い!」とお母さんがどちらかに決めてしまうのは避けた方が無難です。

学校での喧嘩でも、先生が「あなたが悪い!」と決めつけて終わりにしてしまうと、子どもたちの自主性も育たないし、本人たちの心の中にスッキリしないものが残ってしまうものです。

自分たちで解決した!という実感を持たせて、2人の成長につなげましょう。

だから、兄弟喧嘩は解決のサポートはしても、ジャッジはしないのがベター。

ひろ室長
ひろ室長

【コラム:ひろ室長より】
クラスの担任をしていると、友達同士の喧嘩は結構、あるものです。そんなときに関心するのは、仲裁のうまい子ども。両者の気持ちを落ち着かせた上で、両方の言い分をしっかりと聞き、両方からの謝罪の言葉を引き出して気持ちよく解決するんです。担任より上手!なんて思ってしまうほどです。きっと、日頃から家庭でそんな解決の仕方を身につけてきたのでしょうね。お父さん、お母さんの育て方の素晴らしさをひしひしと感じる瞬間です。

じゃあどうする? まとめ

悩む母
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2人姉妹を育ててるんだけど、姉妹の育て方がよくわからなくて・・・

ひろ室長
ひろ室長

という悩みごとをいただきました。

じゃあどうする?

ということで、4つ処方箋をご紹介しました。

4つの処方箋
① 下の子には手をかけ、上の子には心をかける
② 平等に与えるものは愛情の量
③ 迷ったら上の子を優先
④ 兄弟喧嘩のジャッジは避ける

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この本は「小さいころに体験した親やきょうだいとの関係が、大人になってからの人格にどれだけ影響しているか」について、調査を重ね、独自の方法で読み解き、世の中の人を4つの「きょうだい型」に分けて分析たものです。
子育ての方法についての本ではありませんが、自分自身の分析にも面白い視点を与えてくれると同時に、子どもの育て方のヒントにもなります。

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子育てママの悩みはつきないものです。そんな悩みの代表的なものを5つ選んで解決方法を解説した記事はこちらです。
ぜひ、読んで実践してみてください。少しでも子育てが楽になれば幸いです。

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