【子どもの集中力を高める方法】15のコツをご紹介!

集中力を高める001 相談室(子育ての悩み・発達障害)

子どもがもっと勉強に集中してくれたらなぁと悩んでいるパパやママも多いことでしょう。

勉強に集中するための方法はたくさんあるけど、大切なのはその子に合った方法を見つけること。

そして、そいういったお気に入りの方法をいくつか持っていて、自分でも使ってみようを思えるようになること。

ということで、今回は子どもの集中力を高める方法を15ほどご紹介します。

子どもの集中力を高めるためにパパやママに大切なこと

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本やインターネット上には、集中力の高め方についてあらゆる情報があふれています。
もちろんこの記事自体もその一つです。

その中にはしっかりとしたエビデンスに基づいたものもあれば、エビデンスはないけれども経験に基づいているものなど様々です。

そのような情報からお子さんに合った方法を選ぶときの注意点を3つほどあげてみます。

①自分の経験だけに頼らない
②いろいろ試してみる
③子どもの表情を見逃さない

①自分の経験だけに頼らない

パパやママも自分が学生だったころや現在の仕事を進めるなかで、きっと自分に合った集中の方法をお持ちだと思います。でも、それがそのままお子さんにピッタリとは限りません。

子どもの特性や、性格、家の環境などによって変わってくるものです。

もちろんパパやママの経験は大切な財産なので、子どもに取り組ませてみたうえで、それだけにこだわらずに、よりいい方法にチャレンジしてみることも大切だと思います。

②いろいろ試してみる

この記事では15ほど選んでみましたが、この他にもたくさんの方法があることでしょう。きっとお子さんに合った方法が見つかるはずです。

まずは楽しみながら、いろいろな方法を試してみてほしいと思います。

③子どもの表情を見逃さない

子どもが集中しているときの顔をご存知ですか?

勉強だけでなく、テレビや遊びなど様々な場面で、子どもが集中している様子を見かけるかと思います。

ぜひ、その時の表情を覚えておいてください。集中するための方法を試しているときに、その表情を見つけられたら、きっとその方法はお子さんに合った方法なのだと思います。

子どもの集中力を高める15の方法

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一口に子どもといっても、幼児から大学受験を目指す高校生まで様々。ここでは、特に年齢を絞ることはしていませんが、目安としては小学生から高校生程度と思ってください。

ご紹介している方法の中には、「ガムを噛む」とか「マインドフルネス」などというものもあります。ぜひ、家庭のルールやお子さんの年齢に合わせて試してみてくださいね。

時間管理編

1「勉強+休憩」をセットで

ポモドーロテクニックという方法を耳にしたことのある方も多いかと思います。25分間の作業のあとに5分間の休憩をとり、それを何セットか繰り返すというものです。

メンタリストのDaigoさんもすすめている方法で、私自身、記事を書くときによく使っていて効果的な方法です。パソコンやスマホ用に専用のアプリなどもあります。

ただ、小学生の場合は、25分では長いので、1セット10分〜15分程度が適当ですね。

また、作業時間を見やすくした、子ども用の時計の活用も有効ですね。

2「ルーティン」を決める

ルーティンとは、何かをするときに決まって行う動作などです。野球のイチロー選手などもバッターボックスに立つときの動きを細かく決めていましたよね。

一連の流れのなかで、徐々に集中力を高めていきながら、スイッチを入れる感じです。

子どもの勉強に応用するとしたら、例えば勉強を始めるときに、机の上に置くものの配置を整えたり、お気に入りの文房具を用意したりといった感じです。

目標管理編

3 目標を小分けに

子どもの年齢にもよりますが、勉強をするにあたって目標を設定することは大切です。

受験を控えているお子さんなどは、〇〇中学校合格とか、〇〇高校合格などという大きな目標もあることでしょう。

でも、日々の勉強においては、小さな目標も大切です。

「計算問題を10題」「漢字練習を100文字」など。目標を設定するときには、ぜひパパやママが関わってあげるといいですね。

環境編

4 リビング学習

ある程度大きくなると、子どもたちも自分の部屋を持つことも多くなることでしょう。

でも、中学生でも半数以上はリビング学習をしているというアンケート結果もあります。子どもにとっては安心もあり、勉強の習慣づけや集中力の向上には向いているということもあります。

ただ、自分の部屋で静かに考え事ができるというメリットもあるので、学習の内容や子どもの年齢との関係で使い分けることが大切ですね。

5「今やること」だけを机の上に

勉強をしているときに、目の前にテレビが写っていたり、作りかけのプラモデルがあったりしたらどうでしょう?

難しい文章問題に集中するなんて、ちょっと無理ですよね。

集中力を高めるためには、できるだけ不要なものが視界に入らない方が有利なことは理解していただけると思います。

6 机と椅子の高さ調整

子どもは自分では、椅子や机の高さが合っているかどうかということには、気づきにくいものです。

パパやママが子どもの姿勢をみてあげて、しっかりと高さのあった状態を作ってあげましょう。整った姿勢は集中力の元です。

7 勉強部屋のインテリア

テレワークの普及で、大人も自宅での仕事の環境作りの大切さを感じているのではないでしょうか。子どもの部屋のインテリアも同じことだと思うのです。

勉強机に向かったときには、勉強に集中しやすいインテリアが必要です。机のすぐ横にお気に入りのおもちゃが大量に並んでいたら、ちょっと集中には向かないですよね。

机に向かって座ったときにどんな景色がみえるのか、パパやママも時々、実際に椅子に座って確認してみるといいと思います。

私が小学校の担任をしていたときは、子どもが帰ったあとに教室で、子どもの席に座ってみて黒板の見え方や掲示物の内容や見えやすさの確認をしてみたものです。

8 アロマの活用

ディフューザーなどを使って、家の中でアロマの香りを楽しんでいる方も多いかと思います。アロマの中には、オレンジ・スイートやミント、ローズマリーなど集中力を高めるといわれている香りもあります。

刺激の強いものもあるので、お子さんの勉強のために使うときには、すこし注意をした方がいいとは思いますが、アロマの効果をお子さんの勉強の集中力向上に使うこともある程度の効果を期待できるのかなと感じます。

集中力を高めるアロマについてまとめた記事がありますのでぜひ参考にしてみてください。

音編

9 BGMの効果

中学、高校生くらいになると、耳にイヤホンをしながら勉強をしている姿をよく見かけます。でも、大好きな曲で一緒に口ずさんでしまうような曲の場合、集中しているのは勉強ではなく、曲の方になってしまいますよね。

もしBGMにするのであれば、歌詞のある曲は気を取られてしまうので、避けたほうが良さそうです。

「1 / f  ゆらぎ」は人間の生体のリズムとよく合うので、自律神経が整えられるといった効果が認められていて、ヒーリング・ミュージックなどにも使われています。

こうしたヒーリング・ミュージックやハーモニーの優れた交響曲なども勉強のBGMとしては、効果があるといえます。

食べ物編

10 エネルギーとしての間食

大人は1日に約2000キロカロリー程度のエネルギーを消費するといわれ、そのうち約2割400キロカロリーを脳が消費すると言われています。かなりの消費量ですね。

脳が正常に働くために、多くのブドウ糖をエネルギーに変えて活動しています。したがって、勉強に集中するためには、ある程度の糖分を補っていく必要があります

そこで、脳のエネルギー補給のために適度な間食も効果があります。

私の相棒はこれ!

ラムネ

11 ご褒美としての間食

脳のエネルギーとしての間食とは別に、勉強を頑張ったご褒美として、ほんのちょっと間食することも効果があります。間食のとりすぎはかえって眠気につながってしまうので要注意。

12 眠気はガムで撃退

車の運転中に眠気覚ましとしてガムを噛むんだ経験はありませんか?噛むことで脳への血流が増し、その結果、反射神経・記憶力・判断力・集中力が高まる効果があると言われています。

ただ、ガムを噛んでいるときには、噛むことにも意識が向いてしまうので、勉強の合間にガムを噛むようにすると効果的だそうです。

人前でガムを噛みながら勉強するのは、積極的にはおすすめできませんが、いざというときの方法として試しておくことも大切ですね。

体管理編

13 姿勢作り

東京大学の池谷裕二准教授によると、集中力は姿勢と筋肉が密接に関係しているとのこと。

姿勢が悪いと体のバランスを保つために、余分な筋力を使い、様々な部分への負担が増えることで、ストレスが増加してしまうのだそうです。

できるだけ良い姿勢を保つことで、体への余分なストレスと除くことが集中力アップにつながるのですね。

イメージとしては、頭のてっぺんを糸で天井から吊るす感じで、背筋をピンと張り、そのあと少し肩の力を抜いた状態です。

14 深呼吸でリフレッシュ

人間の心は呼吸と密接に関係しています。呼吸を整えることで気持ちも落ち着き、集中力も高めることができるのです。

また、大量にエネルギーを消費する脳にとっては、呼吸による新鮮な酸素は何より大切なもの。

では、その深呼吸のコツは3つ。

①肺の中の空気を吐き切る
普段の呼吸では吐ききれていない空気も追い出すつもりで、口からフーっと吐き出します。そして、ゆっくり鼻から息を吸い込みます。

②胸を開いて目線を少しだけ上げる
背中がまるまって下を向いた状態だと、肺がうまく広がらず、呼吸が浅くなってしまいます。

③悪いものを出し、いいものを取り入れる
息を吐くときには、体の中の不純物やマイナスのイメージを全て吐き出すイメージで。息を吸うときには、新鮮な空気とプラスのイメージを体の隅々まで行き渡らせるイメージで。

深呼吸は、勉強のときだけでなく、受験、スポーツ、習い事の発表会など、どんなときにもすぐにできるテクニックです。

普段から親子で深呼吸をする習慣をつけておくと、いざというときにお子さんの力を引き出してくれますね。

15 マインドフルネス

子ども向けのマインドフルネスの本が発行されたり、実際に授業の中で実施している学校もあると聞きます。

また、アップルやグーグルなどの大企業でも取り入れていることで有名ですね。

心と体を上手にコントロールする方法を身につけることで、気持ちが落ち着き、集中力が高まるのは、大人も子どもも一緒。

子ども向けの方法はたくさんあるのですが、ここでは一冊の本を紹介したいと思います。

創元社の『心が落ち着き、集中力がグングン高まる!子どもためのマインドフルネス』という本です。本の中には30ほどの方法が紹介されていて、そのうち集中力についてのマインドフルネスは、6つあります。

「嵐」
「ヘビの呼吸」
「池の波」
「ハチになろう」
「耳をすませよう」
「体の中を空気が通っていく様子」

親子で取り組むと、お子さんの集中力もアップしそうですね。下の動画は、この本を紹介している創元社の動画です。

じゃあどうする? まとめ

集中力は子どもだけでなく、私たち大人にも大切な力。

今回ご紹介した15の方法のなかでお子さんに合った方法が見つかったら幸いです。

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