「学校に行きたくない」といい出すことの多い休み明け、その兆候と対策は?

学校行きたくない 相談室(子育ての悩み・発達障害)

休み明けに子どもが「学校に行きたくない」といい出すケースは結構あるものです。

そんな子どもは、休み中からサインを出し始めます。

そのサインを見逃すことなく、手を打つことが大切。

もし、学校の始まりにうまく登校できなかったとしても、そのときの対応方法をお伝えしたいと思います。

子どもが示すサインや、対応方法などについては、私の教職経験なども織り交ぜながらお届けしています。

この記事の主な内容

✅ 休み明けに不登校になりやすい原因
✅ 不登校のサイン
✅ 6つの予防策
✅「行きたくない」と言い出したときの対応
✅ 実際に休んでしまったときの対策
✅ 休みが続くようだったら
✅ 学校との連携方法

この記事を読むことで、もし休み明けに「学校に行きたくない」と子どもが言い出したとしても、落ち着いて対応することができるようになります。

まずは、原因を知ったうえで、予防策から検討してみてください。

  1. 休み明けに不登校になりやい6つの原因
    1. ① 休み中の生活リズムの崩れ
    2. ② 人間関係の不安
    3. ③ 学業不審への不安
    4. ④ 環境への不適合
    5. ⑤ さまざまな不安感が想像の中で膨張
    6. ⑥ コロナ禍という特別な状況
  2. 不登校の5つのサイン
    1. ① 内臓の不調を訴える
    2. ② イライラが増える
    3. ③ 甘えが多くなる
    4. ④ 朝起きられなくなる
    5. ⑤ 夜寝付きが悪くなる
  3. 6つの予防策
    1. ① 休み中の生活リズムの崩れ
    2. ② 人間関係の不安
    3. ③ 学業不審への不安
    4. ④ 環境への不適合
    5. ⑤ さまざまな不安感が想像の中で膨張
    6. ⑥ コロナという特別な状況
  4. 「行きたくない」と言い出しときの3つの対応
    1. ① 理由を聞く(どんな言葉も受け止める)
    2. ② 気持ちはわかった。まずは1日行ってから先のことを決めよう
    3. ③ 学校との連絡を
  5. 実際に休んでしまったときの3つの対策
    1. ① 家でのんびりさせ過ぎないように課題を与える
    2. ② 遅れての登校もOKに
    3. ③ 保健室登校、放課後の登校も視野に入れる
  6. 休みが続くようだったら
    1. ① とにかく学校と連携
    2. ② 家での活動を充実させる
    3. ③ 受け止めることは大切、でも甘やかさない
  7. 学校との連携方法
    1. 担任との連携
    2. 児童指導担当・生徒指導担当との連携
    3. カウンセラーさんとの連携
    4. 養護教諭との連携
    5. 教頭先生との関係作り
    6. 校長先生との関係作り
  8. じゃあどうする?まとめ

休み明けに不登校になりやい6つの原因

学校行きたくない

休み明けに不登校にないやすい原因はいくつもあり、子どもによってさまざまです。

そのうち、代表的なものを6つほとご紹介したいと思います。

①休み中の生活リズムの崩れ
②人間関係の不安
③学業不審への不安
④環境への不適合
⑤さまざまな不安感が想像の中で膨張
⑥コロナ禍という特別な状況

① 休み中の生活リズムの崩れ

休み中に朝寝坊の連続、夜更かしの連続というような生活をしていた場合は、学校が始まるはは辛いものです。

その習慣を変えることの面倒臭さから、学校に行きたくないと言い出すケースは結構あります。

② 人間関係の不安

休みに入る前に友達関係で、ちょっとしたトラブルを抱えていると、休み中にそのことが頭から離れないものです。

そうした不安は、頭の中で考えているとどんどん大きく膨らんでしまい、学校に行きたくないという気持ちにつながってしまうことがあります。

③ 学業不審への不安

日頃、学校での授業についていけず、困難を抱えていた場合、休み中に解決できていればいいのですが、そうでないとその不安は大きくなるばかり。

新しい新しい学期が始まったときに、いきなりわからないことの連続だったら・・と思い悩み、学校に行きたくないにつながることも多くあります。

④ 環境への不適合

友達とのトラブルはなく、成績もまあまあ、でも学校には行きたくない。

しかも、本人も自分でどうしてなのかわからないということもあるのです。

これは、そもそも子どもの気持ちが、学校という環境に合っていないというケースとして扱われることがあります。

⑤ さまざまな不安感が想像の中で膨張

ここまで挙げた4つの原因が、いくつか混ざり合っているケースがあります。

実は、学校に行きたくないという気持ちの原因は、一つに絞りきれないことも多いものです。

⑥ コロナ禍という特別な状況

最近の新たなケースとして、コロナ禍による影響も現れ始めています。

代表的な例を2つほど挙げてみます。

▶︎楽しい行事の中止
コロナ禍の影響で、運動会、宿泊学習、修学旅行、遠足、学校のお祭り、文化祭、音楽会、合唱祭りなど、子どもたちにとってとても楽しみにしている行事が、中止や延期になってしまうことが多くなっています。

仕方ないこととはいえ、子どもたちにとっては、とても大きな損失です。

これらの行事は学習としても非常に意味のあることなのですが、子どもたちにとっては、教科書を使った勉強とは違った大きな魅力をもったものばかりですよね。

こうした行事のなかでで、ホッとしたり、やりがいを見つけたり、仲間と深く関わり合ったりしていたのに・・学校生活にメリハリをつけてくれ、オアシスのような存在だったのですから、無くなってしまうことは大人が考えている以上に辛いことです。

▶︎友達とのコミュニケーション減少
コロナ禍で休校になってしまったときには、友達同士のコミュニケーションはほとんどなくなってしまいましたね。

もちろんSNS等でのやり取りはあったとしても。

また、学校が再開されてからも、マスクの着用、給食時は話さない、授業もグループ作業は減少、などなど、子どもたち同士のコミュニケーションは激減していることと思います。

子ども同士で思いっきり関わり合っていた学校から、制限ばかりの学校に変化せざるを得なくなった学校を比較したら、「学校に行きたい」という気持ちが変化してしまうことも当然ありますよね。

不登校の5つのサイン

学校行きたくない

休み明けに不登校になってしまう場合、そのサインは休み中から現れてきます。

そのサインの代表的なものは次のようなものです。

①内臓の不調を訴える
②イライラが増える
③甘えが多くなる
④朝起きられなくなる
⑤夜寝付きが悪くなる

① 内臓の不調を訴える

心と胃腸は直結しています。

心に不安があるとき、その症状は、腹痛や食欲の減退として現れることが多いですね。

▶︎腹痛
学校に行きたくないときに子どもた訴える体の不調としては、腹痛が一番多いのではないでしょうか。

お腹が痛いと言い出したときは、前日の食生活のことも考えつつ、心の様子もみてあげたいですね。

▶︎食欲減退
風邪をひいたりしているわけではないのに、食欲がなくなってしまったときは、注意してあげたいですね。

腹痛と同じように精神的な影響が現れていることがあります。

② イライラが増える

子どもにもイライラすることがあります。

ただ、長い休みの後半、学校が始まる日が近づくにしたがってイライラが増えてくるときには要注意です。

学校に行きたくない!という気持ちの現れであることもあります。

③ 甘えが多くなる

イライラとは違った感情表現なのですが、必要以上に甘えてくるときも注意が必要です。

学校に行きたくない!という気持ちを子どもなりに表現している場合があるからです。

他の原因がはっきりしている場合は別ですが、理由がはっきりしていないのに、甘えが急に増えだしたらち学校のことかなと意識してみましょう。

④ 朝起きられなくなる

長い休みの前半は、わりと早めに起きていたのに、学校が始まる日が近づいてきたら、朝起きる時間が遅くなってくるといったことがあります。

最初は、ちょっと面倒だなという軽い気持ちのこともあるのですが、不安が大きくなるのにしたがって、起きる時間もどんどん遅くなってしまうことがあります。

⑤ 夜寝付きが悪くなる

朝起きる時間が遅くなることとセットで現れることが多いのですが、夜の寝付きが悪くなることがあります。

朝起きるのが遅くなったことや、昼間に「不安」をいう気持ちを解消できずにいること、運動量が減っていることなどに影響されて、夜の寝付きが悪くなってしまうのです。

6つの予防策

学校行きたくない

予防として一番大切なのは、原因を取り除くことではないでしょうか。

この記事のはじめに示した原因をもう一度、示します。

①休み中の生活リズムの崩れ
②人間関係の不安
③学業不審への不安
④環境への不適合
⑤さまざまな不安感が想像の中で膨張
⑥コロナという特別な状況

これらについて、休み中にできることを一緒に考えてみましょう。

① 休み中の生活リズムの崩れ

<朝>
リズムを取り戻すために一番大切になるのが、朝、起きる時間です。

たとえ前の夜に寝るのが遅かったとしても、学校に行くために必要な時間に起きることが大切です。

最初は、睡眠時間が短くなっても我慢。早起きを続けているうちに、しかたなく寝る時間も早くなってくることが多いものです。

そして、食事、起きたばかりで食欲がなかったとしても、学校に出かけるはずの時間の前には、一口でも食べることをお勧めします。

<食後>
また、できれば食事のあと、学校に出かける時間に散歩に出るなど、外の空気を吸う時間を作ることも効き目があります。

<夜>
はじめは眠れないことも多いでしょう。

でも、諦めず、部屋の電気を消して休むこと。

場合によっては、リビングのテレビを一旦消すなど、家族の協力も大切ですね。

② 人間関係の不安

友達関係のトラブルなどを抱えている場合、一番いいのは、休みに入るまでにある程度解決しておくことです。

もちろん、そう簡単にはいきませんよね。

でも、できればパパやママとそんな話を共有しておくだけでも、安心感が広がります

ただ、難しいのは、休みに入る前に友達関係のトラブルなどを抱えているということを、ご両親が把握していない場合です。

そんなときは、「もしかしたら」という心構えをもって、子どもの話を受け止めることから始めてみましょう。

コツは、「スキを作る」ことです。

日頃から雑談をしたり、ゆっくりとした話しやすい環境を短い時間でも持つことが大切です。

「ママはさあ、あなたの頃には、友達のことでうまくいかなくて、毎日悩んでたのよ」なんていう感じで、自分のことを語ってあげるのもいいきっかけになるかもしれません。

③ 学業不審への不安

学校の勉強は、毎日新しいことばかりで、どんどん前に進んでいきます。

そんなときにちょっとつまずいてしまうと、わからないことが雪だるまのように膨らんでしまうことも・・

私の娘も中学校に入ったばかりとのきに、アルファベットの発音のところでつまずいたことがきっかけで、英語の授業がとても嫌いになってしまいました。

社会人になってもその後遺症が続いているくらいです。

子どもにとっては、毎日の勉強にある程度ついていけるということは、とても大切なこと。

苦手なことは、できればそのままにせず、休み中にある程度解決しておくことも、休み明けに気持ちよく登校するためには大切ですね。

④ 環境への不適合

そもそも、集団で生活することが苦手だったたり、どうしても学校との相性が合わなかったりということもあるものです。

こうしたケースは、休み明けだからということよりも、普段から対策をしておくことが大切ですね。

まずは、学校への相談。

担任の先生、スクールカウンセラーさんなどに、情報を共有をしてもらうことで、できる限りその子に合った環境づくりを意識してもらうこともできます。

そうした、取り組みを子どもとも共有しながら、安心感も持ってもらうことが大切ではないでしょうか。

⑤ さまざまな不安感が想像の中で膨張

不安感というものは、雑草のようなもの。抜いても抜いても、すぐに生えてきて、放っておくと増える一方。大切なのは、自分が感じている不安と向き合うこと。

しっかり見つめてみると、ほとんどの不安は、大したことがなく、心配する必要もないようなことがほとんど。

もし、本当に心配しなくてはいけないようなことは、しっかりと対応していく必要があります。

大切なのは、その見極め。

でも、子どもには、不安と向き合ったり、見極めたりということがなかなかできません。

だかこそ、普段から、不安との付き合い方をパパやママの経験から教えてあげることが大切です。

子どもが、胸の中でモヤモヤとする漠然とした不安感を感じたときには、紙に書き出してみることを勧めてみてください。

書き出すだけで、なんとなくモヤモヤしていたものが消えていくことも多いものです。

⑥ コロナという特別な状況

▶︎楽しい行事の中止
家庭の努力で学校行事を増やすことはできないので、せめて、週末の時間を充実させてあげられるといですね。

家庭の事情や子どもの年齢にもよるのですが、安全なキャンプ場に行ってみたり、近くの公園などにピクニックに行ってみたりするのも効果的。

ポイントは、コロナ禍以前には、やったことのないようなことや、行ったことがないような場所が、より新鮮で、子どもにはインパクトがあります。

▶︎友達とのコミュニケーションの減少
友達の家庭の考え方にもよるのですが、友達を家に呼んで小さなイベントを開いてみるなど、ある程度親が関わりながら、友達とのコミュニケーションの場を作ってあげるといいですね。

先ほどの、ピクニックなども友達を一緒に誘えると最高です。

たとえ、家の中で友達とゲームに熱中ということでも、今の状況では大切なコミュニケーションの場だと思います。

「行きたくない」と言い出しときの3つの対応

学校行きたくない

子どもの行動からサインを見つけ、予防策をとってみたけど、やっぱり「行きたくない」と言い出してしまったら。

そのときは、焦らずに対応してあげましょう。

基本的な対応の例を挙げてみます。

①理由を聞く(どんな言葉も受け止める)
②気持ちはわかった。まずは1日行ってから先のことを決めよう
③学校との連絡を

① 理由を聞く(どんな言葉も受け止める)

言いたがらないことも多いとは思うけど、それでも理由を聞いてあげることは大切ですね。

そのときのパパやママの心構えとしては「受け止める」です。

「なんとなく」

「別に理由はない」

「いやなものはいや」

など、親としてはちょっとイライラしてしまうような言葉が出てくることも多いでしょう。

または、理由はまったく言わず黙ってしまうことも。

だからこそ「受け止める」が大切になるのです。

「なんとなく」と言ったら「そうなのね、はっきりと自分でもわからないのね」

「別に理由はない」と言ったら「自分でも理由がわからないことってあるよね」

「いやなものはいや」と言ったら「いやなものはいや、本当にそうだよね」

と、まずは受け止めてあげることから。

「なんとなく」と言ったときに「なんとなくなんて、理由にならないでしょ!」と言ってしまうと、子どもとの繋がりが切れてしまいます。

そして、その切れてしまった繋がりをつなぎ直すのは、とても大変なことになってしまいます。

子どもの言葉をそのまま繰り返しながら、「わかるよ、その気持ち」という同調から、ゆっくりと関係を築いていきましょう。

イラッとするよな言葉を穏やかに受け止めてあげているうちに、少しずつ心を開いてくれるものです。

解決策を探るのはそれから。

② 気持ちはわかった。まずは1日行ってから先のことを決めよう

新学期の初日から「行きたくない」と言い出したときには「そうなのね、わかったわ」と一旦受け止めてあげましょう。

そして「じゃあ、今日、1日だけ行ってみて、それからその先のことを考えましょう」と。

できれば1日だけでも、学校に行けるように声をかけてあげるといいですね。

初日の「行きたくない」を乗り越えると、そのあとは行けるようになることも結構あります。

③ 学校との連絡を

学校に行きたくないというその理由がもし、友達関係のことで、しかも未解決という場合には、休み中に担任の先生と話しておくことも大切です。

新学期の始まりは何かと不安定な時期でもあるので、担任がそのことを心に留めておくだけでも、問題の解決の糸口になることがあるからです。

席替えや、班替え、係決めなどをするときの、大切な情報にもなります。

そうした手を打っておくことで、子どもが安心して登校するきっかけにもなるものです。

実際に休んでしまったときの3つの対策

学校行きたくない

いろいろ手をうっても、やっぱり休んでしまうこともあります。

そんなときには、長引かないように次の対策を考えましょう。

①家でのんびりさせ過ぎないように課題を与える
②遅れての登校もOKに
③保健室登校、放課後の登校も視野に入れる

① 家でのんびりさせ過ぎないように課題を与える

体調不良ではないのに、学校を休んだときには、のんびりさせ過ぎないことも大切です。

あまりにも、居心地がいいと、長引く原因にもなってしまいます。

だからといって、居場所がないくらいに追い立ててしまうのも逆効果。

そこで、友達が学校で活動している間は、だらだらしたり、テレビでアニメを観たり、ゲームをしたということはさせないことが大切です。

大量の勉強を詰め込むというわけにもいかないでしょうから、本を読んだり、日記を書いてみたり、絵を描いてみるなど、遊びよりも勉強に近い活動をさせてあげるようにしましょう。

その方が、子どもにとっても罪の意識から解放されて、心地いいものです。

そして、一日の終わりには「がんばったね」と温かい言葉も添えて。

② 遅れての登校もOKに

登校時間を過ぎてしまうと何かと学校には行きづらいものです。

でも、少しでも「行ってもいいかな」という様子が見られるようでしたら、何時になってもいいから、学校に向かうことも大切です。

ただ、そのときには安全のためにも、必ずパパかママがついていってあげてくださいね。

最低、昇降口で上履きを履くところまで、できれば教室の入り口まで行き、担任とちょっとでも話がでいるといいです。

③ 保健室登校、放課後の登校も視野に入れる

友達関係が原因の場合、教室には入れないけど、保健室なら大丈夫ということも結構あります。

何が何でも教室に!と焦らず「保健室に行ってみようか」などという声かけで安心する子どももいるものです。

また、集団が苦手だったりすると、放課後の静かな学校なら大丈夫というケースもあります。

担任の先生とよく相談の上、放課後の登校から始めてみるのも効果的な場合があります。

保健室であっても、放課後であっても、学校という場所へのハードルを下げるところからのスタートを視野に入れておくことは大切です。

休みが続くようだったら

学校行きたくない

いろいろな手を尽くしてみたけど、欠席が続いてしまうこともあります。

そんな時は、次の3つのことを大切に。

①とにかく学校と連携
②家での活動を充実させる
③受け止めることは大切、でも甘やかさない

① とにかく学校と連携

休みが続くようになったときに大切はことは、学校としっかり連携するということです。

子どものことについて、お互いの持っている情報を共有することで、解決の糸口が見えてくることもあります。

また、学校には不登校の対策についてたくさんの経験が蓄積されています。

そのためにも担任、カウンセラー、管理職などとの連携を積極的に行ってください。

私の経験では、パパはママが心を開けば開くほど、子ども、学校とのいい関係が築かれていきます。

② 家での活動を充実させる

学校を休んでいる間、家でどんな生活をするかということが、学校への復帰のタイミングにも関わってきます。

そんな家での活動をできるだけ充実させるために、大事にしてほしいことが2つあります。

1つ目は、生活のリズムです。

不登校が長引いてしまうパターンでよくみられるのが、夜型になってしまうこと。

気持ちが学校に向いても、学校に行く時間に体が動きません。

ですから、たとえ学校に行かないとしても、起きる時間、食事の時間、寝る時間などは、規則正しくするのが第一です。

2つ目は、勉強のことです。

学校に戻ったとき、友達との関係はある程度、すぐに復活していくものです。

しかし、勉強については、追いつくことが難しいことがあります。

特に算数・数学のように学習が積み重なっていくような教科の場合、その傾向が大きいですね。

ですから、もし休みが続くような時には、算数・数学を中心に、家でも勉強の時間をある程度確保しておくと、復帰するときのハードルを下げることができます。

③ 受け止めることは大切、でも甘やかさない

学校に「行かない・行けない」という子どもの気持ちを、親として受け止めてあげることはとても大切です。

しかし、どんなに子どもの気持ちを受け止めたからと言って、子どもの言いなりになってしまうのもよくないことです。

そのさじ加減は難しいのですが、親としてケジメのあるしっかりとした気持ちを持っていることも大切です。

「あなたが学校に行きたくない気持ちはよくわかったし、理解できるよ。でも、なんでも好き勝手にやらせるような甘やかし方はしないからね」

と言えるくらいの気持ちを持っておくことも大切でなのです。

学校との連携方法

学校行きたくない

さて、先ほど「とにかく学校との連携」と書いたのですが、もう少し具体的に説明したいと思います。

担任との連携

「学校に行きたくない」と、言い出したときから大切なのが、まず担任との連携です。

はじめは連絡帳や手紙、電話からスタートするかと思います。

そして、できれば早い段階で、短時間でもいいので、学校で面談できるといいですね。

連絡帳や電話では伝いきれない気持ちや情報が、お互いにあるものです。

連絡帳、電話、面談で話をするときに大切なのは、担任と「同じ景色」を見るということ。

「同じ景色」を見る、というのはどんなことなのか?

それは、担任とぶつかり合うのではなく、お互いにできることを出し合い、「笑顔で登校する」という「同じ景色」をイメージするということなのです。

そのためにも、焦らず、対話を重ね、担任の先生としっかりとした信頼関係を築いてください。

その信頼関係こそが、問題解決への最短の道になるはずです。

児童指導担当・生徒指導担当との連携

地域や学校、校種によって違うのですが、多くの学校に児童指導や生徒指導の担当の先生がいるはずです。

もし、そうした担当が不登校のことも担当しているよであれば、担任との面談のときに同席してもらうことも大切です。

最近では「保護者対応を担任一人では行わない」というルールのある学校も増えているので、必然的に同席してくれるケースもあります。

こうした担当のいいところは、そのための研修を受けていることや、多くの事例に関わっていて解決への道筋をしっかりと持ってくれていることが多いということです。

担任との面談が1対1だったとしても、次回はそうした専門の担当者に同席してほしいと、申し出ることは可能なので、ぜひお話してみてくだい。

カウンセラーさんとの連携

不登校の原因にもよるのですが、特に人間関係のことや、学校に馴染めないなどの問題の場合には、早い段階でスクールカウンセラーとの連携も視野に入れるといいですね。

スクールカウンセラーは、心理面での専門家であり、学校における問題もたくさん扱っているので、きっと子どもの心を理解した助言をしてくれることと思います。

養護教諭との連携

子どもによっては、教室に入れなくても、保健室登校なら大丈夫ということもあります。

本来、保健室は急な体調の変化や、怪我などへの対応をするところです。

不登校の子どものへの世話を十分してあげることは難しいのですが、それでも、不登校の子どもの居場所として温かく迎えてくれるケースがほとんどでしょう。

そうしたケースの場合、担任との面談と合わせ、養護教諭との情報交換なども大切になります。

保健室での様子や、会話などからも解決の糸口になるようなことが見つかることもあります。

教頭先生との関係作り

不登校の場合、その情報は校内である程度共有されます。

できるだけ多くの職員で、見守ることが大切になるからです。

そのときの中心的な役割を果たしてくれるのが、教頭先生ということも多くあります。

なので、担任やスクールカウンセラー、養護教諭などとの面談で学校を訪問した際は、ぜひ、教頭先生との会話もするようにすることをお勧めします。

長い時間をかけて相談するというのではなく、自己紹介をしがてら、ほんの少しだけ状況説明を交える程度のところから始まめるといいでしょう。

場合によっては、担任や児童生徒指導担当との面談に加わってくれることもあります。

校長先生との関係作り

学校の中では、校長先生が最高責任者ということになります。

不登校については、基本的には全ての情報を把握しています。

情報の経路としては、担任やスクールカウンセラー、児童生徒指導担当、教頭先生を通して報告を聞いたり、児童生徒指導の会議に出席して、内容を把握したりしています。

場合によっては、保護者の方々と直接面談をして解決へと動くこともあります。

ぜひ、不登校の相談で学校を訪問したときは、校長室にもちょっとだけ顔を出してみてください。

日頃のそうした関係作りが、解決への糸口になることもあります。

室長
室長

不登校の相談で、スクールカウンセラーさんとの面談に訪れていたお母さんのお話です。面談が終わると、帰る前に必ず校長室に寄って「ありがとうございました」とお礼を言ってくださるのです。そうすると、私もカウンセラーさんに「どんな様子?」と、そのお子さんのことなどをまめに聞くようになりました。そんなことを重ねているうちに、他の学校での同じような事例を聞くことがあり、私からカウンセラーさんに解決方法を提案してみたということがありました。きっと無意識の中で、意識していたのでしょうね。

じゃあどうする?まとめ

長い休みの後は、子どもが前向きに学校に行ってくれるかどうか、とても心配なパパやママも多いことでしょうね。

そんな悩みに少しでもお応えできたらと思い、まとめてみました。

ポイントは、原因を知り、サインを見逃さず、不登校を未然に防ぐことです。

そして、もし、不登校になってしまったとしても、慌てずに学校としっかりと連携しながら、解決に向けて一歩ずつ歩んでいきましょう。

そのための代表的なポイントを経験に基づいてまとめてみました。

この記事が少しでも、お役に立てたら幸いです。

また、学校でトラブルが発生したときなどの対応についてまとめた記事もあるので、参考にしてください。

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