うちの子、夢中になれるものがないんです。
なんだか心配で・・
子どもを夢中にさせるいい方法があったらなと思うのだけど・・
じゃあどうする?
夢中になれる子どもを育てるコツ
①「好き」との出会いをつくる
②「やりたい」を大切に
③「夢中」の瞬間を見逃さない
「夢中になれるものがない」と、子どもの姿を見ていて心配しているママ!大丈夫です。
小学校の教室でも、そんな子どもたちの姿を何人も目にしてきました。
今回は、そんな経験を元に家庭でお母さんがたにできることについて3つご紹介します。
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夢中になれるものがない!でも心配しないで
夢中になれるものがない・・と心配しているママやパパもいるかと思います。
でも大丈夫。
夢中になれるものがない!のではなくて、まだ出会っていないだけなのです。
だから心配しないで。
夢中になることの良さとは?
みなさんも自分自身が夢中になったときの経験を思い出してみてください。
きっと、ほとんどの経験は自分の人生にプラスになっていると思いませんか?
そんなプラス面を言葉にすると次のような感じでしょうか。
・試行錯誤を繰り返す能力が身につく
・継続力が自然と身に付く
・夢中になることの楽しさを知る
こんなに素敵なプラス面があるからこそ、子どもが夢中になることがない!なんて可哀想だと思ってしまうのですよね。
このプラス面について、もう少し詳しくお話しますね。
試行錯誤を繰り返す能力が身につく
子どもが夢中になって何かに取り組むことで、試行錯誤を繰り返せるという力を手に入れます。
夢中になっているとき、子どもは失敗を恐れません。というより、失敗を失敗とは感じずにただのステップとしてどんどんと乗り越えていきます。
その繰り返しは「試行錯誤を繰り返す能力」として、仕事にも趣味にも大きく生かされ、充実した人生にもつながっていきます。
継続力が自然と身に付く
夢中になって何かに取り組むと、自然と継続力が身につきます。
何かに夢中になっているときって1日で終わることはなく、次の日もそのまた次の日もと続けていくことがよくありますよね。
それこそ、「継続」です。
「継続は力なり」と昔からいわれているように、とても大切な能力として子どもの財産になります。
夢中になることの楽しさを知る
子どもは夢中になることで、「夢中になること」そのものの楽しさを学びます。
夢中になっている瞬間はとても楽しいし、「夢中」ほど大きなエネルギーはないと感じています。
そんな「夢中になれる瞬間」をたくさん経験した子どもは、大人になっても夢中になって何かに集中すること自体を大切にするものです。
仕事を選ぶときにもきっと自分が夢中になれる、そんな目で仕事をみることができるようになれるのではないでしょうか。
ゲームに夢中になり過ぎたらどうしよう、などと心配ごともありますが、今回はプラスの面に光をあててみたいと思います。
夢中になれる子どもを育てる3つのコツ
夢中になれる子どもを育てるためには、周りにいる大人たちがそのことを意識して、そのための機会をつくってあげることが効果的です。
そのためのコツのなかから、家庭でお母さんだからこそできる3つのコツについて説明します。
①「好き」との出会いをつくる
②「やりたい」を大切に
③「夢中」の瞬間を見逃さない
①「好き」との出会いをつくる
子どもが「好き」と思えるようなこととの出会いの場を積極的に作ってあげることがコツ!
幼稚園・保育園や学校で、子どもたちはたくさんの「好き」と出会います。家庭でも「好き」と出会う機会をたくさん作ることができます。
「好き」との出会いとは、習い事のようにお金や時間をたくさんかけるようなものばかりではありません。
例えば、たった一枚の折り紙や一袋の紙粘土にお子さんが夢中になる瞬間ってありませんか?
工作好きなお子さんの場合、折り紙や紙粘土、画用紙や絵の具など、普通にあるものをいつでも使えるような場づくりが大切ですね。
折り紙や画用紙はどんどんなくなっていき、一見ムダのように感じてしまうこともあるけど、それは子どもにとってとても大切な「好き」に出会うための瞬間なのかもしれません。
本が好きなお子さんの場合、本箱を用意して自由に本を手に取れるようにするだけでも、「好き」との出会いのチャンスが増えます。
そして、どんなときにもお母さんが笑顔で見守っていてくれるだけで、子どもたちは安心して夢中になれるものです。
② 「やりたい」を大切に
子どもの「やりたい」という気持ちをまずは大切にしてあげることがコツです。
「一度始めたんだから最後までやりなさい」と言いたくなる気持ちはよくわかります。
でも、お母さん、夢中になれることに、簡単に出会えましたか? 途中でやめてしまったことの方が多いのではないですか?
まずは「やりたい」という子どもの気持ちを大切にしてあげましょう。「やりたい」という気持ちはとてもポジティブな感情です。
その意欲をくじいてしまうと、「どうせ・・・」という諦めの気持ちが根付いてしまいます。
子どもが「やりたい」といいだしたときには、三日坊主も大切な経験と割り切って、まずはGOサインを出して見守ってあげることがコツです。
③「夢中」の瞬間を見逃さない
子どもが何かに夢中になっている瞬間、もしくは夢中になりそうな瞬間をしっかりと見つけてあげることがコツです。
いつも子どものことを思い、見守っているお母さんだからこそできるのが、この「夢中」の瞬間を見逃さないということです。
日々の何気ない生活のなかで、子どもが目を輝かせる瞬間ってありますよね。
例えば、小さなアリが一生懸命に砂糖の粒を運んでいる姿を見つけて、ずっと追いかけて行ったり。
そんな姿を見つけたらチャンスです。
一緒に図鑑を見てみるのもいいでしょう。
小さな容器にアリを飼って観察することだってできます。
ポイントは、子どもの目の輝きを見逃さないこと。
そんな小さな「夢中の瞬間」を見つけ、子どものために生かしてあげられるのは、お母さんでこそできることです。
3つほどコツをご紹介しましたが、どれにも共通することとして、将来のことにつなげることばかりを考え過ぎずに、「今」、「この瞬間」を大切にすることが大切です。
じゃあどうする? まとめ
子育てママの悩みごと
うちの子、夢中になれるものがないんです。
なんだか心配で・・
子どもを夢中にさせるいい方法があったらなと思うのだけど・・
という悩みをいただき
じゃあどうする?
ということで、夢中になれる子どもを育てるための3つのコツについて、学校現場での経験を踏まえながらお話しました。
夢中になれる子どもを育てるコツ
①「好き」との出会いをつくる
②「やりたい」を大切に
③「夢中」の瞬間を見逃さない
「質問で子どもの夢中をつくる」そんなタイトルの本があります。大人からの問いかけを大切にしているお父さん、お母さんにはぜひ読んでいただきたい本です。
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