人間ドックでまさかの「メタボ」と診断され・・・
そのショックの診断結果をきっかけに取り組んだのが、スキマ時間に取り組む「プチトレーニング」と
「プチ断食」
私たち現代人の胃腸はオーバーワーク気味。
あえて「食べない」ことが健康につながるのです。では、なぜこの「食べない」ことが体にいいのでしょうか。
当たり前のように毎日とっている食事ですが、人間は食事を消化吸収するために膨大なエネルギーを使っています。
そしてなにより、必要以上の食事は体内に様々な炎症を引き起こしてしまうとのこと。
そこで「食べない」ことを実行することで、消化器官がゆっくりと休み、体内で起きている様々な炎症反応も軽減させることができるのです。
ただ、プチ断食をすると便秘になるという噂を聞いたので、そのあたりについても私の経験を元にお話したいと思います。
結論から言ってしまうと、便秘にはならず、胃腸の調子はとてもいいです。
さて、それではプチ断食の方法やその効果について、私の体験談を交えながらお伝えしたいと思います。
メタボ解消に向いている「プチ断食」 の方法
プチ断食の方法は断食を続ける時間や、期間の違いでいくつかあるのですが、今回はその中からメジャーな2つの方法についてお伝えします。
ちなみに私が今でも続けているのは、2つ目に紹介しているリーンゲインズという方法です。
週末断食(24時間断食)
週に1度、1日1食にして食事から食事の間を24間開けて行います。たとえば土曜日の20時に食事を終えたら、日曜日の20時まで食事をしないというものです。
時間帯はみなさんのライフスタイルに合わせるのがコツ。その24時間の断食中に口にしていいのは、カロリーが無くカフェインレスの飲み物などがいいでしょう。
野菜ジュースなどはカロリーはありますが、フレッシュなものなどはOKです。また、具なしの味噌汁もおすすめです。
週末ごとにこの断食を行うのがいいのですが、慣れるまでは隔週でおこなったり、1か月ごとに繰り返すなどの方法もいいようです。
リーンゲインズ(16時間断食)
リーンゲインズとは、8時間の食事を16時間断食とサイクルを繰り返して行います。
このリーンゲインズは、スウェーデン人のMartin Berkhan(マルティン・ベルクハン)氏が提唱した、リーンゲインズ(除脂肪量増加)のためのダイエット方法です。
また、この方法は筋肉量をほとんど落とさず体脂肪を燃焼させることができるのではないかと考えられていて、欧米ではメジャーなダイエット方法のひとつとなっています。
私の場合、夜の8時に夕食を終え、そのあと断食に入り、翌日の昼の12時まで16時間の断食をしています。
12時から夜の8時までは普通に食事をしていますが、プチ断食をしていると不思議と食事に対する意識が高まり、食事の質にもこだわるようになります。
結果的には8時間の間に摂取するカロリーは、プチ断食前の一日の摂取カロリーよりも減少し、そのこともメタボ解消に大きく貢献しています。
メタボ解消に向いてる「プチ断食」のいいところ
メタボを解消したいとき、「プチ断食」のこんなところはこんなところ!
血液サラサラ
プチ断食によって、中性脂肪が低下したりLDLコレステロールが減少したり、血糖値も減少するということが分かっています。
すなわち、血液がサラサラになり、血管が詰まるような病気のリスクも減らすことができるということです。
腸内環境改善
プチ断食は胃や腸といった消化器官の休憩時間をたっぷりつくることができるので、胃や腸が本来の働きを取り戻し、消化力や吸収力を高めることができます。
また、プチ断食によって一日の総摂取カロリーが抑えられることで、消化器官を整えてくれるホルモンが分泌され、お腹の調子がよくなります。
さらに、空腹になるとモチリンという酵素が出て、胃や腸の動きを促してくれるため、便秘の改善につながりデトックス効果も高まります。
このように腸内環境が改善し、便秘の改善につながることで、美肌の効果もあります。
アンチエイジング効果
プチ断食によって体が一時的に飢餓状態になるため、適度なストレスを感じるようになります。
この適度なストレスが体を活性化し、老化を押さえるなどアンチエイジングの効果がるといわれています。
また、適度な飢餓状態により体が活性化し、その結果体内でコラーゲンをつくる働きも活性化するといわれています。
このことによって、肌のコラーゲン量も増加するため肌がキレイになる可能性があると言われています。女性には朗報ですね。
メンタル強化
気持ちを落ち着かせるセロトニンというホルモンは腸内におよそ90%も分布していて、腸内環境が改善することで、セロトニンの分泌がスムーズに行われるようになります。
その結果、ストレスによるイライラを抑えて心身の安定にもつながります。
また、ネガティブな感情が減って活力やポジティブな感情が増えたという研究もあります。
プチ断食の効果については、メンタリストのDaigoさんもYoutube で語っています。
プチ断食で便秘になる?
私がプチ断食を初めてかれこれ1年がたちますが、その経験のなかからお答えすると、便秘にはなりません。
ただ、プチ断食を初めてまもない頃は、食べる量が減った分、出る量も減り、なんとなく出が悪いのかな?という感覚があったことは確かです。
そのころは、もしかしてプチ断食をすると便秘になるのかな?と心配もしたのですが、プチ断食を続けているうちに、量は少ないもののきちんと定期的に出てくるので、全く問題は感じていません。
それどころか、トイレに必要以上に行く必要がなくなり、安定した感じがします。
プチ断食で注意すること
プチ断食は万人に向いているものではありません。
健康な人が、その健康をさらに向上させ、維持していくためのものです。次の様な方は気を付けましょう。
①病気を抱えている方
特に胃腸に病気を抱えている方には負担が大きく、病気を悪化させてしまうこともあります。
②女性
極端な断食をするとホルモンのバランスを崩してしまうこともあります。リーンゲイズを行う際は、12時間程度がいいといわれています。
③子ども
成長期の子どもにとっては、朝食を抜くことは栄養不足を招く恐れがあるので向いてません。
じゃあどうする? まとめ
今回は私自身が人間ドックでメタボと診断されたことをきっかけに
じゃあどうする?
と対策を考える中で、「プチ断食」にチャレンジしたことをまとめてみました。
効果のところには書かなかったのですが、私にとってはこの「プチ断食」が自分の食生活や腸内環境について考えるとてもいいきっかけになりました。
特に大切さを実感しているのは「腸内環境を整える」ことです。
お腹の調子がいいと気持ちが常に安定するのです。
逆に少しでもお腹の調子が悪いと、やる気が出なかったり、なんとなく不安な気持ちに包まれたり、とにかくマイナス思考になりがちですよね。
きっとこれもセロトニンのおかげなのでしょう。
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