心房細動をアブレーション手術で解消しました(私の体験談)

トレーニング室

このあいだ、人間ドックで心房細動が見つかって医者からは手術を進められてんだけど・・・

とお悩みの方へ、私の体験をお話します。

室長
室長

結論からお話すると

私のケースでは手術して良かったと思っています。

その理由は3つあります。

<3つの理由>

①血液をサラサラにする薬を飲んでいても、心房細動の症状自体は改善せず、苦しみは続くから

②価格の高い薬を一生飲み続ける必要があるから

③カテーテルによる手術のため、比較的体への負担は軽く、2泊3日で退院できるから

ただ、条件は人それぞれなので、専門の先生に相談するのが一番だと思いますが、アブレーション手術を選択肢の一つとして考えるのは大切だと思います。

人間ドックで心房細動が発覚!

そもそもなんで心房細動が見つかったかというと、それは2年前の人間ドックでのことでした。

心電図検査の時にたまたま心房細動が見つかったのです。

すぐに診察室に通され担当医から説明を受けました。

心房細動があり、場合によっては脳梗塞を起こす可能性があるので、できるだけ早く病院で診察を受けるようにと言われ、心電図等を受け取って帰りました。

診察結果

さて次の日、かかりつけの内科へ行き、心電図を見せて診察を受けました。

確かに心房細動があるので、薬を出しましょうとのこと。

一番大事な薬は、血液をサラサラにする薬でした。

心房細動を起こしたときには、心臓の中の血流が悪くなり、血が固まってしまい、血栓ができやすくなるらしいのです。

そして心房細動の発作が収まり血流が元に戻ったときに、その血栓が流れ出し脳へ行って脳の血管を詰まらせてしまうというわけです。

それとコレステロールを下げる薬も処方されました。

コレステロールは元々高めだったのですが、薬を飲むほどではないねと言われていたのに、今回、心臓で引っかかたのでコレステロールも下げようということになったのです。

処方された薬

リクシアナ:血液をサラサラにする薬(価格が高い)
ピルシカイニド:不整脈を抑える薬
アテノロール:高血圧、狭心症、不整脈治療薬
アトルバスタチン:脂質異常治療薬 コレステロールを下げる薬
二フェジピン:血圧降下剤 元々飲んでいた
テルミサルタン:血圧降下剤 元々飲んでいた

私の心房細動の症状

しばらくは薬を飲みながら様子を見ていたのですが、心房細動は収まることはなく、というか、心房細動を止める薬を飲んでいたわけではないので当然なのですが・・・。

普段の生活の中ではどんな様子だったのかというと、心房細動が起きると、不整脈とは違い、心臓がダダダダ・・・とすごい速さで、細かく振動し、その間は少しぼーっとするような感じで、何もできないのです。

ただ、長く続くことはなかったので、しばらく我慢して収まるのを待つ感じでした。この発作の最中は血栓ができやすいので、薬は飲んでいるものの、ハラハラし通しでした。

アブレーション手術で心房細動を解消

そんなある日、かかりつけの内科に行くと、先生が「まだ若いし(そんなに若くはない)、ずっと薬を飲み続けるのもなんだから、手術を考えてみませんか?」というのです。

そのときに勧められたのが、アブレーションという手術です。

心房細動の原因となっている電気信号が、心臓本体に伝わらないように、その発生源や経路となっている心臓の筋肉を焼いたりするものらしいのです。

成功する確率は70%くらいかなと先生はいうのですが、70%の確率であの発作から逃れられるならと思い、お願いすることにしました。

総合病院での心房細動の診察からアブレーション手術まで

評判のいい先生を調べてくれ、紹介状を書いてくれた先の病院へ行き早速診察を受けました。

検査結果を踏まえ、手術の手続きを決め、実際に手術をしたのが2年前。

12月25日でした。

午前中に入院し、午後に手術。

手術時間は3時間程度だったと思います。

両足の付け根からカテーテルを2本、首の血管からカテーテルを1本入れての手術。

手術の方法としては、冷却ガスで細胞を焼く「冷凍アブレーション」という方法と高周波で焼く「高周波アブレーション」という方法の両方を使ったとのことでした。

はじめは「冷凍アブレーション」を使い、電気信号を加えて確認しながら作業をし、場所によっては「高周波アブレーション」も併用しながら処置をしてくれたそうです。

処理部分のすぐ近くを通る食道が、高温でやけどをしないように、食道の温度を測定しながらの作業でした。

手術は全身麻酔で行ったので、術後に聞いた話です。

手術は無事に成功。翌日、足の付け根部分2箇所の抜糸。

その翌日には退院することができました。

2泊3日の手術です。

今回の手術にかかった費用は、健康保険を使って20万円ちょっとでした。

心房細動の手術後の経過

手術後は、2週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年、2年後に検査と診察をしてもらってきたのですが、全て問題なくクリアしてきました。

先生の話では、今回の手術は今のところ成功だが、今後、再発の可能性もあるので、1年に1度は検査と診察を続けましょうとのことでした。

また、胸の異常を感じたときはすぐに診察に来てくださいとも言われました。

ちなみに今飲んでいる薬は次の4種類です。

・テルミサルタン:血圧降下剤
・ニフェジピン:血圧降下剤
・アトルバスタチン:脂質異常治療薬 コレステロールを下げる薬
・アテノロール:高血圧、狭心症、不整脈治療薬

じゃあどうする? まとめ

これからのことを書きます。

今後は、1年後にまた検査に行くことはもちろんなのですが、とにかくストレスを溜めないようにすることが大切といわれたので、できるだけストレスフリーな生活を模索していくつもりです。

今回の心房細動もはじめは偶に起きる不整脈だったのですが、徐々に不整脈がひどくなり、さらに仕事で大きなトラブルを抱えるという状況の中で起きたことだったのです。

だから、これからは、軽い不整脈も放置せず、心房細動への入り口だということをしっかりと心に刻んで暮らしていこうと思っています。

心房細動を抱えている方は、ぜひアブレーション手術も視野に入れてみてはいかがでしょうか。100%の確率ではないのですが、成功すれば快適な生活が待っています。

室長
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心房細動の自覚症状と見つけ方や気づき方についてまとめた記事を書きました。
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