時代の変化が激しすぎて、子どもの将来に不安がいっぱい・・
じゃあどうする?
子どもの将来のことは、子育て中のパパやママにはとても大きな不安材料ですよね。今回は、子どもの将来を明るく輝かせるための「3つのポイント」について、学校現場での経験談などを交えながらお伝えします。
私の詳しいプロフィールは、こちらから。
3つのポイントとは
その1 2つの視点で子どもを育てる
その2 2つの言葉で自己有用感を育てる
その3 人生の選択肢をプレゼント!
それでは、早速1つずつ説明していきます。
【子どもの将来の不安】未来を輝かせるポイント その1
子どもの将来の不安を解消するために、子どもの未来を輝かせるポイントその1とは?
2つの視点で子どもを育てる
子どもを育てるための2つの視点とは?
① 今という視点(出発地点)
② 将来という視点(目的地)
① 今という視点(出発地点)
今、何に興味をもっているの?
今、得意なことはなに?
② 将来という視点(目的地)
将来、どんな大人になりたいの?
将来、どんなことがやりたいの?
将来という1つの目的地について、子どもと語り合い、その姿をおぼろげながらも描くこと。
それは夢を持つことにもつながります。
そして、今という出発地点では 何をしたらいいのか?
それは夢を実現するための準備にとりかかることでもあります。
今と将来(出発地点と目的地)について、パパとママが子どもと一緒に考えることは、子どもの未来を輝かせることにつながるのです。
【子どもの将来の不安】未来を輝かせるポイント その2
子どもの将来の不安を解消するために、子どもの未来を輝かせるポイントその2とは?
2つの言葉で自己有用感を育てる
子どもの自己有用感を育てる2つの言葉とは
① ありがとう
② あなたのおかげよ
例えば食事のあとで、お皿を下げてくれたれたら「ありがとう、助かるよ」。
コツは、ちょっとしたことをお願いし、やってくれたことには必ず感謝すること。
こうした言葉で育っていく自己有用感とは
「だれかに必要とされているという満足感」
であり、まずは家庭で芽生え始めるといわれているものです。
「自己有用感」は、他人の役に立った、他人に喜んでもらえた、…等、相手の存在なし には生まれてこない点で、「自尊感情」や「自己肯定感」等の語とは異なります。
「自尊感情」? それとも、 「自己有用感」 ? 文部科学省 国立教育政策研究所
じゃあ「自己有用感」が高かったり、低かったりするとどうなるの?
<自己有用感が高い子どもの特徴>
・積極的に発言して行動ができる
・思いやりがある
・人と関わるのが好き
<自己有用感が低い子どもの特徴>
・すぐにあきらめてしまう
・幸せを感じることができない
【コラム:室長より】
私が受け持った淳一くんの話をします。
6年生の淳一くんは、不器用で優しいところもあるんだけど、同級生の中ではちょっとふてくされた感じ。「どうせ俺なんか」が口癖。
ある日、学校行事で6年生と1年生が1人ずつペアになって活動する場面がありました。大丈夫かな?とちょっと不安になって淳一くんの様子を見にいくと、上手に遊び方を教えているのです。しかもとっても優しい顔つきで。実は淳一くんには妹がいて、下の子の面倒をみるのは慣れていたのです。その姿をみた同級生たちはびっくり!その日を境にクラスの仲間たちの淳一くんを見る目が変わったのです。そしてなにより本人の表情が一番変わりました。
「ちょっと不良っぽい」 → 「子ども好きの優しい男の子」
小さい1年生から頼りにされ、その姿を仲間から認められ、淳一くんの心の中にはきっと自己有用感が育ったのかなと思う瞬間でした。淳一くんはその後、頼りがいのある、ナイスガイとして笑顔で卒業していきました。
最近、話題の「自己肯定感」
今回とりあげた「自己有用感」
そして「自己効力感」
この3つの力について、その違いや子どもの特徴などをわかりやすくまとめた記事はこちらです。
【子どもの将来の不安】未来を輝かせるポイント その3
子どもの将来の不安を解消するために、子どもの未来を輝かせるポイントその3とは?
人生の選択肢をプレゼント!
子どもが成長して
受験をむかえるとき
社会に出るとき
「人生の選択肢」がたくさんあった方がいいと思いませんか?
その選択肢を増やすコツは2つ
①たくさん勉強する
②たくさん体験する
なんだ、そんなことか・・・そう、学校で日々やっていることなんです。
子ども「なんで勉強するの?」
母「人生の選択肢を増やすためよ」
子ども「なんで部活頑張るの?」
母「人生の選択肢を増やすためよ」
これでいいんです。
一生懸命、部活に情熱を注ぐこと
一生懸命、勉強に打ち込むこと
一生懸命、友達と関わること
これらはすべて子どもたちの「人生の選択肢」を増やしてくれるのです。
素敵な人生の選択肢をプレゼントするつもりで、子どもたちを励ましてあげましょう。
勉強の先にある、部活の先にある、全て経験の先にある、将来を想像しながら、子どもたちを励ましてあげましょう。
じゃあどうする? まとめ
時代の変化が激しくすぎて、子どもの将来に不安がいっぱい・・
という悩みごとをいただき
じゃあどうする?
と、3つのポイントに絞ってお答えしました。
3つのポイント
その1 2つの視点で子どもを育てる
その2 2つの言葉で自己有用感を育てる
その3 人生の選択肢をプレゼント!
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