小学校でプログラミング学習が必修化されたから、家でも勉強させたいんだけど、いろんな本があるから迷ってしまって・・・
そうですよね、最近では子ども向けのプログラミングの本がたくさん出ているので迷ってしまいますよね。
そこで、この記事ではたくさんあるプログラミングの本から、子どもが興味を持ちそうな本を厳選してご紹介します。
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この記事の内容
✔︎プログラミングを学ぶメリット
✔︎小学校低学年向けの本
✔︎小学校中学年向けの本
✔︎小学校高学年向けの本
✔︎理科の学習に発展させる本
✔︎先生やパパ・ママ向けの本
この記事を読んでいただけると、きっとお子さんに合った本が見つかるはずです。
小学校でプログラミングを学ぶメリット
今の子どもたちがプログラミングを学ぶことは、子どもたちの将来においてとても大きなメリットがあります。というよ、必要があるといった方がいいかもしれませんね。
その理由は、プログラミングを学ぶことで
「理論的思考力」
「創造力」
「問題解決力」
を大きく伸ばすことができるからです。
そして、将来的には IT人材の大幅な不足 が予想させれているので、子どもたちの将来にとっては、とても重要な力となるはずです。
プログラミング的な思考力をつけることは、子どもたちの未来を明るくするためにも、大きいな力となってくれることでしょう。
小学校【低学年】プログラミング学習 おすすめの本
低学年の場合、学ぶというよりも遊びながら自然にプログラミング的な思考力が身に付いてくる感じなので、とにかく楽しめる本を選んでみました。
アマゾンで試し読みができるものもあるので、買う前にぜひのぞいてみてくださいね。
<言葉の説明>
普段あまり聞き慣れない言葉なので簡単な説明を書いておきます。
<Scratch(スクラッチ)>
パソコンやタブレットの画面上で、いろいろな種類のブロックをつなげるだけで、プログラミングができる子ども向けの言語です。ほぼ間違いなく全国の小学校で扱っているものなので、こどもたちにもなじみの深いものだと思います。
バージョン3.0というものが最新なので、本を選ぶときには一応気にするといいですね。スクラッチのことについて詳しくまとめた記事はこちらから。
<Python(パイソン)>
コンピュター言語の一つで、子ども向けの言語ではなく、人工知能などの開発にも使われているものです。でも、文法が比較的わかりやすくできているので、最近ではスクラッチに物足りなくなった子どもたちも多く学んでいます。
低学年向けではないので、子どものレベルに合わせてチャレンジしていくと面白いですね。
<micro:bit(マイクロビット)>
これは、プログラミング言語ではなくて、とっても小さなコンピューターです。イギリスでは、11歳〜12歳の子どもたち全員に無償で配布されて、授業の中で活用されているとてもポピュラーなものです。
コンピューターで作ったプログラムをこのマイクロビットにUSBケーブルで送り込むと、いろんな動作をさせることができます。各種のセンサーやモーターなどをつないでロボットにすることも簡単にできてしまうのです。
すみっコぐらし学習ドリル 小学1・2年 はじめてのプログラミングドリル
対象年齢・学年:小1・2
使用言語・教材等:ドリル形式
特徴
✔︎子どもたちに人気の「すみっコぐらし」がキャラクターとしてたくさん登場
✔︎パズルやクイズの感覚で、問題をときながらプログラミングの基礎が身に付く
✔︎すみっコぐらしのシールが78枚もついてます!
読者レビュー
とにかくかわいいです!それにプログラミングの考え方が分かりやすいので、プログラミングのことが全然分からない小2の長男も、次々に問題を解いています。そしてすみっコぐらし好きにはたまらないです。
引用元:Rakutenレビュー
<感想>
小学生にとっては、キャラクター次第でドリルへの食いつきが全然違うものです。このすみっコぐらしのシリーズは、プログラミングだけでなく他の科目も大人気!初めて使うのにはとってもいい感じですね。
作って学ぶScratchドリル
対象年齢・学年:小学校低学年〜
使用言語・教材:Scratch3.0
特徴
✔︎ドリル形式のスクラッチ入門書
✔︎図がたくさん使われているので直感的に進められる
✔︎1冊でプログラミングの初歩をマスターできる
読者レビュー
スクラッチの入門にちょうどいいかと。小学生にもぴったり。これはおすすめのテキストです。
引用元:Rakutenレビュー
<感想>
文章を読みながら勉強をするというより、図のとおりにとりあえずブロックをつないでいくと、プログラムを作れるので、子どもだけで進めらるところがいいですね。
シールが付いていところも低学年には嬉しい!
さわって学べるプログラミング図鑑
対象年齢・学年:低学年〜
使用言語・教材:クイズや迷路
特徴
✔︎本のしかけをめくりながら楽しく学べる
✔︎世界10ヶ国で翻訳されている
✔︎コンピュータをさわらずにプログラミングを学べる
読者レビュー
小学校入学前の娘のために購入しました。バグ、変数、条件分岐など難しい言葉を理解できるかな、と最初は不安でしたが楽しいしかけやゲームがたくさんあり想像以上に楽しんでいました。遊びながら、知らないうちに楽しくプログラミングの概念について学べる本です。
引用元:amazon
<感想>
「さわって学べる」というタイトルのとおり、ページをめくるたびに本に仕掛けがあって「何が書いてあるのかな?」なんて、つい全部めくってみたくなる本です。
この本を読んだらきっと学校のパソコンでプログラミングに挑戦したくなりますね。
スクラッチ3.0でゲームを作ろう! 小学校1年生からのプログラミング教室
対象年齢・学年:1年生〜
使用言語・教材:Scratch3.0
特徴
✔︎本の中の先生と一緒に9種類のゲームを作れる
✔︎ゲーム作りの過程でプログラミングを学べる
✔︎漢字にふりがなが無いところは大人がカバー
読者レビュー
プログラミングに興味のある小学生の息子に読ませたくて、購入しました。内容がわかりやすく、更にプログラミングを楽しく勉強してくれたら…と期待しています。この本をきっかけに私も息子と一緒にゲームを作ったり…楽しめたら嬉しいです。
引用元:Rakutenレビュー
<感想>
とても細かく説明されているので、大人でも読みがいのある本です。
1年生の場合、大人が一緒に読み進めてあげると、楽しめるかなという感じ。すごくいい内容なので、パパやママも楽しんでほしい本です。
小学校【中学年】プログラミング学習 おすすめの本
中学年向けとしては、算数や理科などの各教科に関連したプログラミングを楽しめるものや、少し発展的な内容を扱った本までご紹介しています。
小学生からはじめるわくわくプログラミング2 Scratch 3.0版
対象年齢・学年:中学年〜大人
使用言語・教材:Scratch3.0、micro:bit
特徴
✔︎各教科(算数、理科、総合、音楽、図工)に関連したプログラムを楽しめる
✔︎教育用マイコンボードmicro:bitとの連携も説明されている
✔︎入門書の次のステップとしておすすめ
<感想>
私も実際にこの本を使ってみたのですが、入門書というには難しいです。だかこそ、次のステップを楽しみたい子どもにはぴったりの本かなと感じます。
Scratch3.0を楽しみたいという大人には入門書として素晴らしい本ではないかなと思います。
いちばんはじめのプログラミング[Scratch 3対応]
対象年齢・学年:小3〜
使用言語・教材:Scratch3.0
特徴
✔︎全てにルビがふってあるので子どもが一人でも進めやすい
✔︎6つのゲームを作りながら楽しく進められる
✔︎公式のサポートページから素材をダウンロードできる
読者レビュー
お手本があったり、コードすべてを見ることができたり隅々までの気配りを感じます。小学生が大人の助けを少し借りながら一個のゲームを完成させて動かしてみる「できた!!」という感動がありました。本の手順通りに納得しながら進み、ページをめくってまた課題が提示されると、考える(またはお手本を見て「そうか」と納得する)という過程があって、何回か繰り返していたら、課題提示の段階で自分でプログラムを組もうとしていました。意図しない動きになってしまったとしても先生のお手本があるので、また出発点には戻れます。で、また自分の思う改造を試みると。プログラミング的思考を育まれると思います。入門書の中で一番好きです。
引用元:amazon
<感想>
しっかりとルビがふってあるので、子どもの年齢によっては、一人で読み進められていいかなと感じます。
後半になると内容も高度になっていくのですが、本のとおりに進めていくことで、ゲームを完成させることが可能です。公式ページでのサポートがあるので安心ですね。
Scratch 3.0対応版 10才からはじめるプログラミング図鑑: たのしくまなぶスクラッチ&Python超入門
※アマゾンで試し読みができます。
対象年齢・学年:10歳〜
使用言語・教材:Scratch3.0、Python
特徴
✔︎全ての漢字にルビがふってあるので子どもが一人でも進めやすい
✔︎1冊でScratch3.0とPythonを学べる
✔︎Scratch3.0からレベルアップしたい子どもに向いている
読者レビュー
とてもいい小学校低学年〜高学年を対象として教えるにはどうすればいいのか考えたところ、スクラッチから始めるのはスタンダードなところ。わかってることを噛み砕いて教えるのって本当に難しいです。そんなとき見つけた本書は入門にピッタリ。大人の皆さんも馬鹿にせずおコナンと一緒に本書の内容にチャレンジしてみてはいかが?という内容に仕上がっています。システムエンジニアとして生活してきましたが、慣れきって基本だと思っている部分を再認識することにも繋がりました。論理的思考を手に入れる良書のように感じます。
引用元:Rakutenレビュー
<感想>
簡単な入門書を終えて、ステップアップしたい子どもや、プログラミングにすごく興味を持っている子どもに向いている本かなと感じます。
Pythonを学べるところも、なかなか本格的だなと思います。
Scrach3.0対応版 10才からはじめる ゲームプログラミング図鑑 スクラッチでたのしくまなぶ
※アマゾンで試し読みができます。
対象年齢・学年:10歳〜
使用言語・教材:Scratch3.0
特徴
✔︎アクションゲームなど8種類のゲームの作り方を学べる
✔︎漢字には全てルビがふってあるので子どもだけでも読み進めやすい
✔︎作ったゲームをオンラインで公開して楽しむこともできる
創元社の動画
<感想>
ゲームはやっぱり子どもたちをひきつける力があるので、この本も十分に興味をもって取り組める内容だなと感じます。
プログラムがどのように動くのか?ゲームの設計の話などもあって「なるほど」と思えるようなところも勉強になりますね。
小学校【高学年】プログラミング学習 おすすめ本
高学年向けとしては、実際のゲーム作りをとおしてプログラミングを学べる本など、初心者を卒業した子ども向けの本までご紹介しています。
プログラミング教室 バージョンアップ編 (マンガでマスター)
対象年齢・学年:小3〜小6
使用言語・教材:Scratch3.0、Python
特徴
✔︎漫画がベースなので子どもが興味を持ちやすい
✔︎後半にはPythonで絵を描くことにも挑戦できる
✔︎初心者の次のステップをめざす子どもにおすすめ
<感想>
漫画でプログラミングを学べるところは、子どもにとって入りやすい作りだなと感じます。でも、漫画だからといって安心していると、内容のレベルは入門書とは違って高めなので要注意!難しいことを漫画で学べるという点がこの本のいいところかなと感じました。
なので、高学年向けのところでご紹介しました。
ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル: プロのゲームクリエイターが伝授! 考えて遊んで面白くするゲーム作りの思考法
※アマゾンで試し読みができます。
対象年齢・学年:高学年〜
使用言語・教材:Scratch3.0
特徴
✔︎ゲームの雛形をダウンロードしてそれを完成させながら学習
✔︎完成したゲームを改造することでさらに深い学習ができる
✔︎漢字にはルビがふってあるので安心!
読者レビュー
ステップアップできるこの本は、ゼロからゲームを作り上げるのではなく、未完成のプログラムを本を参考に完成させるというものです。小2の息子が最初からすごく楽しんでやってます。細かい説明はあまりないので、入門書としては不向きですが、基本のScratch操作&簡単なプログラムをができる、次のステップに進みたいお子さんに丁度いいです。本格的なゲームが作ってみたい子にはかなりおすすめです!
引用元:amazon
<感想>
アソビズムという人気ゲームを作っている会社の現役ゲームクリエイターさんたちが、作っているだけあって、子どもたちもつい夢中になってしまう本です。
完成したプログラムを改造しながらスキルを深めていくという流れも子どもたちの創造力を高めてくれるのでいいなと感じます。
プログラミングを理科の学習に発展させる本
プログラミングの基本的な操作を身につけたあと、理科の実験や観察に活用する方法などについて学べる理科好きの子どもにはたまらない本をご紹介します。
理科がもっとおもしろくなる Scratchで科学実験: 自由研究にも使える プログラミングを活かした実験がいっぱい! (子供の科学★ミライクリエイティブ)
※アマゾンで試し読みができます。
対象年齢・学年:中学年〜
使用言語・教材:Scratch3.0、micro:bit
特徴
✔︎科学実験にプログラミングを活用する方法がわかる
✔︎小中学校の理科・科学の単元を広くカバーしている
✔︎センサーを使った本格的な実験を紹介
読者レビュー
飽和状態にあるScratch本の中でも特に異彩を放つ内容です。届いてから全体に目を通して思わず笑ってしまいました、こんなScratchの使い方があるのかと。まさにScratchを道具としていや素材として使う本で、この本の内容をそのままなぞるというよりも、この本の内容をヒントに自分なりの使い方を探す本です。Scratchの新しい使い方を見つけたい方におすすめです。
引用元:Rakutenブックス
<感想>
Scratch3.0を学ぶというより、Scratch3.0を道具として実験に活用しているところが、他の本とは大きく違っていて魅力的です。実験好きな子どもにはとにかくおすすめの一冊です。
小学校の先生やパパ・ママ向けの本
文科省の学習指導要領に沿って内容が展開されている本です。小学校の先生やパパ・ママが学ぶための本としてもとてもいい本だと感じました。
小学6年生までのプログラミング授業が1冊でしっかりわかる本
対象年齢・学年:小学生〜大人
使用言語・教材:Scratch3.0、micro:bit
特徴
✔︎GIGAスクール特別部門賞受賞
✔︎小学校の先生が子どもに教えるのにも向いている
✔︎学校でのプログラミング学習とのつながりが深い
※GIGAスクールについてはこちらの記事をご覧ください。
読者レビュー
今まで子供のために何冊もscratchの本を買い与えていますが、今までの本の中で一番わかりやすく、実力がつく本だと思いました。子供も楽しんで読み進めています。学校でのプログラミング授業の教科書、参考書として最適な本だと思いました。
引用元:amazon
<感想>
文科省の学習指導要領に沿って書かれているプログラミングの本は、おそらくこの一冊だけだと思います。
学校で子どもが習ってきたことやこれから習う内容に本の中で出会えるので、子どもの意欲も上がりそうですね。
内容は初心者向けというより、入門書の次のステップ向けという感じです。
じゃあどうする ? まとめ
アマゾンで検索をしただけでも、子ども向けのプログラミングの本は山ほど出てくるので迷ってしまいますね。
私自身、たくさんの本を手にとって読んでみたり、レビューをみてみたりしながら選んでみました。
余談になりますが、micro:bitはとっても良くできたマイコンボードで、私も楽しんでいます。
子どもたちが作ったプログラムが、実際に何かを動かしたりする経験は、すごくいい刺激になると思います。ぜひ、チャレンジしてほしいですね。
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