ロボットプログラミングを息子に始めさせたんだけど、最近、ちょっとテンション低め。どうにかしてモチベーションアップさせていんだけどなぁ。
という悩みにおこたえします。
子どものモチベーションを維持するのって、大切ですよね。なかなか難しいことだけど、方法はあります!
私の詳しいプロフィールは、こちらから
結論
検定を受けることで、ステップアップしていく楽しみを経験させることはとても有効です。ぜひチャレンジを!
それでは早速、内容に入りましょう。
ロボット検定とは?
ロボット検定は、一般社団法人ロボット技術機構が運営している検定試験です。
元々は神奈川県からの委託事業で、2011年から始まった検定試験です。
ロボット検定では、日本の伝統である「ものづくりの技術」と、最先端の「IT開発技術」の両方の技術が要求されます。
小学生が受験できる検定としては、「ロボット検定 For Wedo2.0」と「ロボット検定 For EV3」があります。
どちらも初歩の3級から上級の1級まで段階的にステップアップしていき、受験料は2,800円から6,650円(税抜)と段階的に増えていく設定になっています。
ロボット検定を受けるメリットとは?
ロボット検定を受けるメリットは2つ!
その① 子どもの知識や技術力の向上
その② 子どものモチベーションアップ
ロボット検定に向けて学習することで、知識や技術力が高まることはもちろんのことです。
そして何より大切なのは、今回のお父さんの悩みである「子どものモチベーションアップ」です。
みなさんにもこんな経験はありませんか?
何か習い事をしていて、級やクラスが上がっていくこと自体がやる気のもとになっていたことって。
私はずっと空手を続けているのですが、帯の色が変わっていくことは、大きなモチベーションアップにつながりました。
黒帯をとるまでには10年もかかってしまいましたが、それだけ長期間続けられたのは、帯の色が変わっていくという仕組みにも助けられたからだと感じています。
せっかくの子どもたちの興味関心を持続させ、夢の実現につなげるためには、このような検定試験はとても有効な機会です。
【 コラム:私の経験談】
小学校でクラスの担任をしていた頃の話です。
漢字練習でも、計算練習でも、難しさにランクをつけて、ランクごとに認定試験をよくやりました。認定試験に合格すると私の作った認定証をもらえます。たったこれだけのことなのに、子どもたちは競って漢字練習や計算練習に取り組みます。
やっぱり自分の成長をはっきりとわかるので嬉しいのだと思います。家庭で楽しんでいるロボットプログラミングなども同じことがいえるのではないでしょうか。
ロボット検定の概要
それではこのロボット検定について、もう少し詳しく説明していきます。
ロボット検定の運営
一般社団法人ロボット技術検定機構が、ロボット検定を運営しています。
そもそもの始まりは、2010年に神奈川県の委託事業「かながわ次世代ロボット検定事業」としてスタートしたものです。
大人向けの検定は、2011年に「ロボット技術検定」としてスタート。
生徒向けの検定は、2012年に「ロボット技術検定 For school」としてスタート。
小学校低学年向けの検定は、2018年「ロボット検定 For WeDo」としてスタート。
「企業に力を、人に技術を、子供に夢を」を使命として、ロボット検定に取り組んでいます。
ロボット検定の対象年齢
「ロボット検定 For EV3」も「ロボット検定 For Wedo2.0」のどちらも小学生から受験できます。
「ロボット検定 For EV3」のコースは、「教育用レゴ® マインドストーム®EV3」を持参できる人。
「ロボット検定 For Wedo2.0」のコースは、「レゴ® WeDo2.0」を持参できる人となっていますのでご注意を。
最初は3級からの受験となります。
「ロボット検定 For EV3」は、3級、準2級、2級、準1級、1級の5段階。
「ロボット検定 For Wedo2.0」は、3級、2級、1級の3段階でレベルアップしていきます。
ロボット検定の受験料
「ロボット検定 For EV3」
3級 | 3,150円(税抜) |
準2級 | 3,650円(税抜) |
2級 | 4,650円(税抜) |
準1級 | 5,650円(税抜) |
1級 | 6,650円(税抜) |
「ロボット検定 For Wedo2.0」
3級 | 2,800円(税抜) |
2級 | 3,800円(税抜) |
1級 | 4,800円(税抜) |
ロボット検定の試験会場
ロボット検定は、全国の認定校で実施されます。
現在の認定校は、北海道から沖縄まで全国に89校あります。
(詳しくはHPで確認できます)
ロボット検定の傾向と対策
ロボット検定の内容
各試験の各級の試験内容は以下のとおりです。
※ 試験内容は公式ホームページより
「ロボット検定 For EV3」
【3級】試験時間:60分
初級プログラミング、ロボット製作初級
【準2級】試験時間:60分
初級プログラミング(センサー制御)
ロボット製作初級
【2級】試験時間:90分
中級プログラミング(条件分岐、変数など)
ロボット製作中級
【準1級】試験時間:90分
中級プログラミング(変数、サブルーチンなど)
ロボット製作上級
【1級】試験時間:90分
上級プログラミング(変数、サブルーチン、C言語など)
ロボット製作上級
「ロボット検定 For Wedo2.0」
【3級】試験時間:40分
筆記(知識・プログラミング)
実技(組立て)
<知識>
パーツの種類・はたらき、バランス、ギアの仕組み、丈夫な構造、投影図など
<プログラミング>
入力、出力、ループ、モーションセンサーを使用した順次プログラム、プログラミング的思考の基礎
<実技>
組立て書通りにモデルを組み立てる
【2級】試験時間:40分
筆記(知識・プログラミング)
実技(組立て・プログラミング)
<知識>
パーツの種類・はたらき、てこ・ギア・滑車の仕組み、クランク機構、プログラミング的思考など
<プログラミング>
モーションセンサー、ディスプレイ、ライトを使用した基本的な条件を指定したプログラムの作成
<実技>
組立て書通りにモデルを組み立てる
組み立てたモデルをプログラムで動かす
【1級】試験時間:40分
筆記(知識・プログラミング)
実技(組立て・プログラミング)
<知識>
パーツの種類・はたらき、てこ・ギア・滑車の仕組みなど
<プログラミング>
モーションセンサー、チルトセンサー、マルチタスクを使用した条件を指定した発展的なプログラムの作成
<実技>
完成写真を見てモデルを組立てる
組立てたモデルをプログラムで動かす
ロボット検定に向けた試験対策は?
「ロボット検定 For WeDo2.0」と「ロボット検定 For EV3」の対策プリントとして、過去の問題集が発売されています。
価格も200円から500円と、とても手頃なので、試験対策には大変おすすめです。
この問題集は、検定の運営協力会社の株式会社ロボット科学教育Crefusのオンラインショップで購入できます。
また、これからプログラミング教室に通うことを考えているのであれば、「教育用レゴ® マインドストーム®EV3」や「レゴ® WeDo2.0」を教材として、カリキュラムを組んでいるプログラミング教室 Crefus を選択することは、なにかとメリットが大きいですね。
じゃあどうする? まとめ
ロボットプログラミングを息子に始めさせたんだけど、最近、ちょっとテンション低め。どうにかしてモチベーションアップさせていんだけどなぁ。
という悩みごとをいただき
じゃあどうする?
とお答えしました。
プログラミング学習は、2020年度から全国の小学校で必修化されています。プログラミング学習で身に付く、理論的な思考力などは、これからの社会を生き抜いていく子どもたちには、とても大きな力となっていくことでしょう。
結論
検定を受けることで、ステップアップしていく楽しみを経験させることはとても有効です。ぜひチャレンジを!
今回ご紹介したロボット検定の他に、ジュニア・プログラミング検定という検定試験があり、中学受験にも生かすことができます。よかったらこちらの記事も参考にしてください。
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