ジュニア・プログラミング検定とはどんなもの?メリットなどたっぷりご紹介

ジュニア・プログラミング検定 パソコン室(プログラミング関係)
悩む母

小5の息子がプログラミングに興味を持ち始めたので、モチベーションを維持するために、検定でも受けさせようと思うのだけど、ジュニア・プログラミングってどうなのかな?

こんな悩みにお答えします。

本記事の内容

・ジュニア・プログラミング検定とは
・ジュニア・プログラミング検定を受けるメリット
・ジュニア・プログラミング検定の概要
・ジュニア・プログラミング検定のサンプル問題とお手本ムービー
・ジュニア・プログラミング検定合格のための対策

室長
室長

小学校でもプログラミングが必修化されたので、これからは英検や漢検のようにプログラミング検定もメジャーになってくるかもしれませんね。

結論、ジュニア・プログラミング検定にはメリットがあります。

①レベルアップしたいというモチベーションの向上
②プログラミングスキルの向上
③自分自身の成長を実感することで、自信が向上
④中学受験に役立つ(学校によって優遇される)

それでは、順にご紹介していきますね。

ジュニア・プログラミング検定とは

ジュニア・プログラミングとは、子どものためのプログラミングスキルを測定し、その能力を証明・認定する試験です。

試験では、子どもたちが小学校で使っている、Scratch(スクラッチ)というプログラミング言語を使います。

この認定試験を運営していつ株式会社サーティファイは、「C言語プログラミング能力認定試験」や「実践プログラミング技術者試験」などのプログラミングに関した認定試験の他、7分野27種の資格検定試験を実施しています。

ジュニア・プログラミングは、2016年12月から実施されています。

ジュニア・プログラミングを受けるメリット

ジュニア・プログラミングを受験することは、様々なメリットにつながります。そのメリットについてお話します。

4つのメリット

①レベルアップしたいというモチベーションの向上
②プログラミングスキルの向上
③自分自身の成長を実感することで、自信が向上
④中学受験に役立つ(学校によって優遇される)

①レベルアップしたいというモチベーションの向上

ジュニア・プログラミング検定は、難易度別に4段階に別れているので、ステップアップしていく実感をえることができます。そのため、子どもたち自身がレベルアップしたいというモチベーションを持つことができます。

②プログラミングスキルの向上

ジュニア・プログラミング検定は、難易度別に4段階に別れているので、上の級を目指すことは、そのままプログラミングスキルの向上につながります。

③自分自身の成長を実感することで、自信が向上

ジュニア・プログラミング検定で級が上がっていくということは、空手の帯の色が変わっていったり、書道の級が上がっていったりということと同じです。

自分の成長を客観的に感じることができるので、そのまま子どもの自信につながります。

④中学受験に役立つ

入試に有利?【子ども向け】プログラミング検定あれこれ という記事にまとめてあるのですが、ジュニア・プログラミング検定での合格者が、受験の際に優遇される中学校がでてきています。

詳しくは記事を読んでみてほしいのですが、ジュニア・プログラミング検定の公式ページの情報では、3校ほど優遇してくれる学校があります。

小学校でのプログラミング学習が必修化されたことを考えると、今後はこうした学校が増えてくることが予想されます。

ジュニア・プログラミング検定の概要

試験の内容

実際にScratch(スクラッチ)を使って、ゲームなど1つの作品を完成させるという、実践的な試験内容です。

受験者は問題文や、完成例の動画を参照しながら、制限時間のなかでプログラムを作ります。

問題の指示どおりに作品をつくったあとは、自由な発想を加え、そのアイディアを説明する問題も出されます。

試験のレベルは4つあり、レベルごとにScrachのブロックの役割やその特徴を活用する力が評価されます。

・Gold(1級)
・Silver(2級)
・Bronze(3級)
・Entry(4級)

各級の試験内容

Gold(1級)

・時間:50分
・出題例:シューティングゲームをつくろう
・試験内容:複数の条件や筋道を組み合わせた論理的思考ができる。また、複数の条件分岐や演算、入れ子構造のスクリプトなどを使って、様々なスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。

Silver(2級)

・時間:40分
・出題例:計算ゲームをつくろう
・試験内容:基本的な条件や筋道を用いた論理的思考ができる。また、複数の条件分岐や入れ子構造のスクリプトなどを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。

Bronze(3級)

・時間:40分
・出題例:レースゲームをつくろう
・試験内容:単純な条件や筋道を用いた論理的思考ができる。また、条件分岐や繰り返しなどのスクリプトを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。

Entry(4級)

・時間:30分
・出題例:おいかけっこゲームをつくろう
・試験内容:入門レベルの特定の条件や筋道を用いた論理的思考ができる。また、条件分岐や繰り返しなどのスクリプトを使って、一つまたは二つのスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。

合格基準

得点率60%以上
①問題文であたえられた条件を満たしたプログラムが組まれていること。
②自由なアイディアが盛り込まれていること。

受験料(税込)

Gold(1級) 2,400円
Silver(2級)2,600円
Bronze(3級)2,800円
Entry(4級)3,000円

申し込み方法

受験の申し込みは5ステップで完了します。

Step1 受験会場検索 
Step2 受験会場への連絡・試験日時等の確認
Step3 受験申込・受験料支払
Step4 受験
Step5 受験結果受領

それでは、少し詳しく各ステップについて説明します。

Step1

会場検索ページより、近くの会場を検索して探します。

会場検索ページ(公式ページ)

Step2 

希望する会場が決まったら、電話やメールにて連絡をして次の内容を確認します。
・試験日時
・受験申込期間
・受験申込方法
・受験料支払方法
・受験結果受領方法

Step3

会場から指定された方法で、直接会場へ受験申込を行います。

受験料は申込の際に会場に支払います。

Step4

試験当日は時間厳守で試験会場に行き受験をします。

開始時間を過ぎると、受験できない場合があるので注意しましょう。

Step5

試験終了後、約1ヶ月で受験結果が発表されます。

受験会場が指定する方法で、受験結果を受け取ります。

ジュニア・プログラミング検定のサンプル問題とお手本ムービー

サンプル問題の入手(公式サイトより)

ジュニア・プログラミング検定のサンプル問題を、公式サイトより入手することができます。

こちらをクリックし、公式サイトから必要事項を記入の上、申し込んでください。

サンプル問題(公式サイト)

3ヶ所入力するだけなので、とても簡単に申込ができます。

Gold(1級)シューティングゲーム

敵が発射してくる弾を避けながら、自分も弾を発射して相手を攻撃するというゲームです。

自分を動かしたり、敵が弾を発射しながら攻めてきたり、効果音を出したり、スコアを表示したりと、様々な処理を並行しておこなうプログラムを作ることが必要です。

Gold(1級)シューティングゲームのお手本ムービーはこちら(公式YouTube)

Silver(2級)足し算クイズ

足し算の問題に答え、正解のたびにロケットが上昇していくゲームです。

足し算の問題を出し、回答を要求し、正解・不正解を判断し、ロケットの動作を決める等のプログラムを作ることが必要になります。

Silver(2級)足し算クイズのお手本ムービーはこちら(公式YouTube)

Bronze(3級)レースゲーム

4つの矢印キーで犬を動かしながら、グラウンドを走らせるゲームです。

Bronze(3級)レースゲームのお手本ムービーはこちら(公式YouTube)

Entry(4級)ねこと馬の追いかけっこ

ねこが馬のを追いかけながら、つかまえるゲームです。

矢印キーで動きを操作するものではなく、それぞれ壁にぶつかると自動で跳ね返るようになっています。

Entry(4級)ねこと馬の追いかけっこのお手本ムービーはこちら(公式YouTube)

ジュニア・プログラミング検定合格のための対策

プログラミングの主な勉強方法は次のとおり

・本を読みながら自力で学ぶ
・インターネット上の無料教材等で学ぶ
・プログラミンング教室で学ぶ
・オンラインスクールや通信講座で学ぶ

本を読みながら自力で学ぶ

プログラミングを学習するためであれば、【子ども向け】プログラミング学習おすすめ本12冊を年齢別に紹介! で紹介している本がおすすめです。

ジュニア・プログラミング検定の受験を目的として学習するなら、検定の公式テキストや推薦教材がとにかくおすすめです。

<公式テキスト>
ジュニア・プログラミング検定を主催しているサーティファイ公認の教材です。

<推薦教材>
この2つの書籍はジュニア・プログラミング検定の出題範囲に対応しています。

インターネット上の無料教材等で学ぶ

インターネット上には、プログラミングを学習する教材がたくさんあります。

その中から取り組みやすいものについて、無料で始める!子供向けプログラミング言語Scratchの学習方法 にてご紹介しています。

また、Scratch(スクラッチ)そのものについて知りたいときには、【子ども向け】プログラミング言語 Scratch(スクラッチ)ってどんなものなの? にわかりやすくまとめてあるので、参考にしてくださいね。

プログラミング教室で学ぶ

小学校でプログラミング学習が必修化されたこともあり、子ども向けのプログラミング教室が、全国に増えつつあります。

【保存版】子ども向けプログラミング教室 37校の特徴 には37教室の特徴がまとめてあるのですが、その中でジュニア・プログラミング検定の受験を取り入れているところは、次の4校です。

・Switch
・マナカルKids
・manalgoまなるご
・Programming Do Jo

オンラインスクールや通信講座で学ぶ

D-SCHOOLは、プログラミングと英語教育を同時に学べるオンライン講座です。

Z会プログラミング講座は、自宅でできる通信講座です。毎月教材が届きます。

Udemyは、オンライン講座で、Scrach関係の講座も多数用意されています。30日間の返金保証があるほか、講座によってはもともと無料のものもあります。ぜひ、一度のぞいてみてください。

無料体験できる、プログラミングスクールの記事はこちら

じゃあどうする? まとめ

小5の息子がプログラミングに興味を持ち始めたので、モチベーションを維持するために、検定でも受けさせようと思うのだけど、ジュニア・プログラミングってどうなのかな?

室長
室長

というお悩みをいただき

じゃあどうする?

と、考えてみました。

結論、ジュニア・プログラミング検定にはメリットがあります。

①レベルアップしたいというモチベーションの向上
②プログラミングスキルの向上
③自分自身の成長を実感することで、自信が向上
④中学受験に役立つ(学校によって優遇される)

英検や漢検をはじめとして、世の中には検定といわれるものが本当にたくさんあります。

そして、どれもそれなりのメリット・デメリットがあります。

そうしたメリット・デメリットをよく見極めて、自分やお子さんの成長のために利用していくことは、とても有効なことですね。

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