『あるかしら書店』のあらすじ・内容の紹介【対象年齢は高学年以上】ヨシタケシンスケ著

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『あるかしら書店』は「○○の本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれる不思議な本屋さんのお話です。
じわじわと面白く大人も笑えるヨシタケシンスケさんの絵本です。

『あるかしら書店』の対象年齢と読んでほしい人

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

この本を出版しているポプラ社のサイトでは、対象年齢を「一般」としています。
さて、その「一般」を少しだけ深堀して、この本の内容に触れてほしい人という気持ちで絞ってみるとこんな感じです。

・図書館で何時間でも過ごせる人
・新しい発想を求めている人
・気持ちがちょっとギスギスしてきたなと感じている人
・何かにホッとしたいなと思っている人
・ちょっと変わった本屋さんが好きな人
・もちろんヨシタケシンスケさんファン

また、綴られているストーリーには、漢字もたくさん出てくるのですが、難しい漢字にはフリガナがふってあるので、小学校の高学年以上なら問題なく読めると思います。
内容も高学年には笑えるものばかりです。

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『あるかしら書店』のあらすじ・内容の紹介

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

さっそく『あるかしら書店』のあらすじ・内容をご紹介したいと思います。

目次
・ちょっとめずらしい本
・本にまつわる道具
・本にまつわる仕事
・本にまつわるイベント
・本にまつわる名所
・本そのものについて
・図書館・書店について

各章には、2つから7つのお話が収められています。
それでは、各章ごとに1つずつお話を紹介していきたいと思います。

『ちょっとめずらしい本』より

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

この章はタイトルのとおりちょっと変わった4つのめずらしい本についてのお話です。
その中から『2人で読む本』のあらすじをご紹介します。

『2人で読む本』
この本は上下巻に別れているのですが、1つの本の上下を真っ二つにした本で、上巻が本の上部、下巻が本の下部となっているので、2人で同時に読み進めないといけません。
なので、自然と2人で肩を寄せ合うことに。そんな場面を5つのイラストで展開しています。
親子や恋人同士ならまだいいのですが、上司と部下となると・・・

「本にまつわる道具」より

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

この章は2つのおもしろい機械が登場。
1台目は、読書をサポートしてくれるロボット。
そして2台目は、本のカバーを変換してくれる機械。
さて、このロボットや変換器はどんな仕事をしてくれるのでしょうか?この章では『読書サポートロボ』についてあらすじをご紹介します。

『読書サポートロボ』
このロボットの使命は「あなたの読書をよりよいものに!」というもの。
うるさいところで耳をふさいで、読書の環境作り。ウトウトしていたら起こしてくれる。
感想を聞いてくれ、しかも言葉を返してくれるのです。
そんなロボットの役目をほのぼのとしたイラストで綴ったお話。

『本にまつわる仕事』より

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

この章には6つのお話が登場します。
どれも本に関係する仕事についてのお話です。
タイトルから内容を一瞬だけ想像してから内容に進むのも面白そうです。
いくつかタイトルをご紹介しますね。
『読書履歴捜査官』『カリスマ書店員養成所の1日』『本とのお別れ請負人』といった感じです。
この章では『文庫犬』のあらすじをご紹介します。

『文庫犬』
もともとは救助犬の補佐役だったというところからお話はスタートします。
今では、一人暮らしのお年寄りに娯楽として本を届けるなど、その人のニーズに合わせた本を持ってきてくれる存在。
本当にこんな犬がいたらいいのになという感じのお話です。

『本にまつわるイベント』より

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

この章には4つのお話が登場します。
どれも本にまつわるイベントに関するもの。
お祭り、結婚式、世界一周の旅といった感じ。
この章ではその中から『書店婚』というお話をご紹介します。

『書店婚』
書店で出会った本好きのカップルが「本」にこだわった演出で結婚式を執り行うストーリーです。
会場なんと書店。
ご祝儀は図書券。
新郎新婦の紹介は読書遍歴。
ケーキ入刀は本にしおり入本。
宣誓は書店の店長から。
とにかく本づくしの結婚式。
他のお話とは違って、ちょっとだけ実現できそうな感じもおもしろいところ。

『本にまつわる名所』より

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

この章では4つの名所についてのお話が載っています。
ご紹介するのは「本の降る村』です。

『本の降る村』
その村ではある季節になると空から本が降ってくるのです。
雪かきのように屋根に積もった本をスコップで下ろしたり、家の燃料に使ったり。
そして、使いきれなかった本は崖から捨てるので、崖の下に降り積り、やがて地層にまでなってしまうのでした。

『本そのものについて』より

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

この章では本そのものについてのお話が7つ載っています。

いくつかタイトルをご紹介します。
『本のつくり方』『本のその後』『ひとりの本』『本のようなもの』他その7つのお話の中から『本が好きな人々』の内容についてご紹介します。

『本が好きな人々』
このお話の中には、12の本好きのタイプについてイラストで解説。
あるあるという感じの本好きから、これはあり得ないかな?というものまでいろいろ。
「となりの人をのぞくのが好き」はつい高校時代の友達を思い出してしまいました。
「とにかく集めるのが好き」って、ほとんどの本好きに当てはまるのかな?などと思ったりして。

『図書館・書店について』より

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

この章の前半は、「ラブリーラブリーライブラリーその1〜その4」。
これは図書館にまつわるお話。
そして後半は「本屋さんってどういうところ」と「大ヒットしてほしかった本」というお話。
この章では『ラブリーラブリーライブラリーその4』の内容についてご紹介します。

『ラブリーラブリーライブラリーその4』
このお話では、図書館がどんな場所なのか紹介しています。
その中の「これから人生が始まる人と 長い人生を生きてきた人が集まる場所」という言葉とイラストは、笑えるというより「そのとおり!」としか言いようのない、面白くてちょっぴりしんみりくるお話。
「『図書館に行ってきた』。そう誰かにちょっと自慢したい人がいくところ」というのは、あるあると思わず納得してしまいますね。

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『あるかしら書店』の感想や特徴(ネタバレなし)

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

『あるかしら書店』を読んで一番最初に感じたことは、「自分が想像できるような世界観ではないな」ということです。

ヨシタケシンジさんの本は大好きで、手元に何冊もあり何度も読んでイラストを味わっています。自分もヨシタケさんみたいに日々の出来事を捉えられたらおもしろいのにな、などと考えたりもします。

でも、どんなに頭の中でまねをしようとしても同じようにはいかないものですね。

だからこそ、ヨシタケさんの本を読むときには、毎回、新しい感動を得ることができるのでしょうね。

そんなことを、この本からも感じます。

この本を読んだ人はきっとみんな、「あるかしら書店」が本当にあったらいいのにな!と思うことでしょう。

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じゃあどうする? まとめ

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出典:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著

『あるかしら書店』についてあらすじや感想をまとめてみましたが、いかがでしたか?

内容や特徴などを文字にしても、この本の面白さはきっと伝わらないんだろうななんて、ちょっと悩みながら書きました。

でも、読んでみよう!という気持ちの入り口になれたらいいなと思っています。

ここまで、記事を読んでいただきありがとうございました。

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